中国のXiameng Studioが武侠をテーマとしたピクセルRPG『Codename: Wandering Sword』を発表し、Steam上でも商品ページが公開された。
Xiameng Studioによれば、本作は武侠スタイル、平たく言えば武術と正義を軸とした冒険活劇をテーマとしたドット絵調のRPGで、Unreal Engine 4を用いて制作されているとのこと。
本作でプレイヤーは町や洞窟、要塞などが広がる広大なオープンワールドを舞台に、多数の武器と宗派から自身のスタイルを選んで冒険を楽しめるほか、マス目を移動しなが戦うタクティカルRPG風の戦闘システムは従来のターン制とリアルタイムでの戦闘を切り替えて楽しめるようだ。
また、独自のストーリーとAIを持ったNPCも多数登場し、仲間に加えることが可能。会話やプレゼントにより親密度を高めることができるほか、高い親密度を持つNPCからは武術を習得できるようだ。
そのほか、プレイヤーの選択によって変化するマルチエンディングも搭載し、非常に作りこまれた世界を展開される『Codename: Wandering Sword』だが、やはり注目なのは本作が非常に見覚えのあるグラフィックが採用されていることだろう。
本作のグラフィックは『オクトパストラベラー』に代表される、スクウェア・エニックスの「HD-2D」とよく似たテイストで、高精細なドット絵はもちろん、光の表現やゲームシステムまで至る所で作品への影響が感じられる。
中国のゲーム制作現場では最先端のテイストを反映させるスピードが非常に早く、今回の『Codename: Wandering Sword』制作もゲーム制作の最先端を即座に反映させる中国のゲーム制作らしさが出た結果だろう。
『Codename: Wandering Sword』は『オクトパストラベラー』以降も、『トライアングルストラテジー』や『ライブアライブ』、『ドラゴンクエストⅢ』など次々と展開し、勢いを増す「HD-2D」の追い風を受けることができるのか注目だ。