カプコンは、6月14日(火)日本時間午前7時から世界同時配信のデジタルイベント「カプコンショーケース」を開催すると発表した。
「“もっと詳しく“、”もっと早く“、”もっと身近に”」をコンセプトに、カプコンの最新情報が発表される。なお、放送時間は約35分を予定している。コンセプトから鑑みるに、番組内容は先日発表された新作タイトルの続報、または直近発売されるタイトルの詳細が中心となるだろう。
【現在予定されているカプコンの新作ラインナップ】
・モンスターハンターライズ:サンブレイク(2022年6月30日発売)
・カプコン ファイティング コレクション(2022年6月24日発売)
・バイオハザード RE:4(2023年3月24日発売)
・ストリートファイター6(2023年発売予定)
・エグゾプライマル(2023年発売予定)
気になるのはサプライズ発表だ。
現在カプコンでは、「モンスターハンター」「バイオハザード」というふたつの主要IPのナンバリング及びリメイクタイトルを中心に開発・販売を続けている。PCプラットフォームの活用により、(デジタル販売で)旧作がロングセラーを記録し、同社の安定収益につながっている。
主要IPによる次の展開は、カプコンの販売計画にとって重要であり、その数は多いことに越したことはない。そういう意味では「モンスターハンター」は“ライズ”ではない何かが、「バイオハザード」ではナンバリング(9作目)が、というように欲張りなサプライズを期待してもおかしくはないだろう。
余談だが、先日の決算説明会の質疑応答において、「休眠IPの活用計画について教えてほしい」という興味深い質問が挙がった(関連サイト)。カプコンはこの質問に対して「現在は市場の需要データを踏まえ、パイプライン計画を策定している。引き続き、ユーザーからの要望も参考にしながら、タイトルラインナップを検討する」と回答。
明言は避けているものの、カプコン往年のシリーズタイトルの復活などもゲームファンにとって話題となりそうだ。人気やグローバル販売を鑑みて、シリーズソフト販売本数の多いタイトルは可能性があるのではないだろうか。
なお、同社発表のシリーズソフト販売本数(関連サイト)のなかで、「バイオハザード」(総販売本数1億2,500万本)、「モンスターハンター」(同8,000万本)、「ストリートファイター」(同4,700万本)に継ぐのは、「ロックマン」(同3,700万本)、「デビル メイ クライ」(同2,500万本)となる。
「カプコンショーケース」は6月14日(火)日本時間午前7時から配信。