gumiは6月10日、ブロックチェーンゲームの開発およ及び配信を行う子会社であるgCG Pte. Ltd.(本社:シンガポール、代表者:川本寛之)を設立することを発表した。また、ブロックチェーン領域に係るファンド「Decima Fund, LP」を組成し、ファンド組成に係る子会社であるgCI Pte. Ltd.(本社:シンガポール、代表者:川本寛之)をあわせて設立することも明らかにした。
gumiは『乃木坂的フラクタル』『FFBE幻影戦争 WAR OF THE VISIONS』などモバイルゲームの開発・運用に加え、ブロックチェーンやXR(VR、AR、MR等)の領域で投資やコンテンツ開発も行う企業。
今回の子会社gCG設立の目的は「ブロックチェーンゲームの開発・運用からトークン発行に至るまでをワンストップで展開するための体制を整備」するためとしている。
同社は「グローバルでの競争に打ち勝つため、メタバース事業にも早期に参入することで将来の収益基盤を構築する」方針を打ち出している。現在、特にブロックチェーン領域への積極展開を行っており、ブロックチェーンゲーム等のコンテンツ開発、ファンド投資、有力ブロックチェーンのノード運営の3つの事業に経営資源投下を行っているという。
中でもブロックチェーンゲームの開発にあたっては、gumiは培ってきたゲーム開発ノウハウを活かし、トークン発行等も絡めたブロックチェーンならではのエコシステムを構築することを目指す。
今後は子会社を通じ、Web3関連企業や有力IPホルダーとの事業連携のもと、ブロックチェーンゲームの開発及び配信を積極的に行っていくことで、メタバース事業の更なる拡大を図る。
また、新たなファンド組成および、その組成に係る子会社gCIの設立については「技術革新の著しいブロックチェーン領域において最新のトレンドを常に把握し、シームレスな投資を実行できる体制を構築する」ためとしている。
同社はこれまで、2018年に1号ファンド「gumi Cryptos Capital」と、その回収資金の再投資によって2021年に2号ファンド「gumi Cryptos Capital Fund II,」を組成。今回、更なる投資事業の更なる拡大を目指し、グローバルの未上場トークンへの投資を主とした既存ファンドに加え、上場トークンへの投資や国内プロジェクトのインキュベーションを主として実行する戦略ファンド「Decima Fund, LP」を組成。これによる事業拡大を図る。
なお、シンガポールではメタバース事業を行う企業・BUDが約47億円の資金調達に成功するなど、同事業の最前線とも言える地域となっている。
gCG Pte. Ltd. 会社概要
会社名:gCG Pte. Ltd.
所在地:1 Fusionopolis Way, Connexis #07-10, Singapore 138632
代表者の氏名:川本 寛之
事業内容:ブロックチェーンゲームの開発・配信
資本金:100千シンガポールドル(予定)
設立年月:2022年6月(予定)
大株主及び持株比率:株式会社gumi 100%
※資本金の日本円表記については、2022年5月末時点のTTMレート(1シンガポールドル93.58円)を基準に算出しております。
gCI Pte. Ltd. 概要
会社名:gCI Pte. Ltd.
所在地:1 Fusionopolis Way, Connexis #07-10, Singapore 138632
代表者の氏名:川本 寛之
事業内容:ブロックチェーン及び暗号資産領域への投資 等
資本金:250千シンガポールドル(予定)
設立年月:2022年6月(予定)
大株主及び持株比率:株式会社gumi 100%
※資本金の日本円表記については、2022年5月末時点のTTMレート(1シンガポールドル93.58円)を基準に算出しております。
Decima Fund, LP 概要
商号:Decima Fund, LP
設立根拠等:ケイマン諸島法に基づくリミテッド・パートナーシップ
事業内容:ブロックチェーン領域及び暗号資産領域への投資 等
ファンド規模:30百万~50百万米ドル(予定)
※Decima Fund, LPはgumiの持分法適用関連会社に該当いたします。
※gCI Pte. Ltd.は当該ファンドのGeneral Partnerの一員となる予定であり、当該ファンド組成にあたっては、Web3領域に知見を有する戦略パートナーとの事業連携等を推進してまいります。