任天堂は配信番組『ゼノブレイド3 Direct 2022.6.22』において、2022年7月29日に発売予定の新作RPG『Xenoblade3(ゼノブレイド3)』に関連する最新情報を公開した。
本作はモノリスソフトが開発する『ゼノブレイド』シリーズの最新作で、『ゼノブレイド(2010年)』、『ゼノブレイドクロス(2015年)』、『ゼノブレイド2(2017年)』に続く4作目となる。
約25分にわたって行われた配信では3rdトレーラーとともに、ストーリーや探索、戦闘システムの関連情報を公開。2023年末までに配信予定の追加コンテンツが含まれるエキスパンション・パスやamiiboとの連携なども公開されている。
『ゼノブレイド3 Direct 2022.6.22』で公開された情報(既出情報も含む)は以下の通りだ。
6人のメインキャラと世界観が公開
今回の配信では、本作の世界観に関する新情報が公開。
配信によれば主人公らが住まう世界の国民の寿命は10年。ケヴェスとアグヌスというふたつの国家が血で血を拭う戦乱の世で1期2期と時を重ね、10期の寿命を全うし女王の御前で成人の議を受けることが最高の栄誉であるという。
3rdトレーラーではミオが10期後半、寿命が残り3か月であることが明かされており、ストーリーがどのような展開を見せるのか気になるところ。
主人公らの寿命が10年である一方で、ヴァンダムのような10年以上の歳を重ねていると思われるキャラクターがいることや、人間が眠る生命維持装置のようなものが写されていたことも注目だ。また、世界観とともに本作のメインキャラクターとなる6名の出会いなども公開。
ケヴェスに所属するノア、ランツ、ユーニとアグヌスに属するミオ、セナ、タイオンが一度剣を交えた先で、行動を共にするまでの様子が描かれていた。
映像では「俺たちは女王に会わなきゃならない、この世界をあるべき姿に戻すためにも」や「生き延びたいと願うのなら、目指せ大剣の突き立つ大地“シティ”を」、「本当の敵を倒し、秩序と命取り戻す」など、気になるセリフも多く確認できた。
広大なフィールド、新たなクエストシステムも公開
広大かつ作りこまれたフィールドがセールスポイントのひとつとなってきた『ゼノブレイド』シリーズだが、最新作でもその魅力は健在。
荒野や平原、雪原に海岸、砂漠など環境の異なる広大なフィールドが確認できた。
映像ではマップ各地に点在するコロニーや秘境、高レベルのユニークモンスター、住民との絆を紡ぐキズナグラムなど、お馴染みの要素が引き続き採用されていることが確認できる。
コロニーなどでは買い物や食事が行え、マップ上の休憩ポイントでは仲間たちの日常を覗くことができるほか、料理やクラフトも行える。
さらに、住民からの情報を仲間へ相談し、クエストに発展させる新たなクエストシステムが登場しているようで、キズナグラムと共にやりこみ要素として楽しめるようだ。
また、過去作同様にランドマークへのスキップトラベルや時間帯を変更するスキップタイムが実装されているほか、『Xenoblade Definitive Edition』からさらに便利になったナビゲーション機能なども用意されているようだ。
戦闘システムは『ゼノブレイド2』をベースに進化、パーティは最大7名へ
戦闘はフィールドからバトルへスムーズにシフトするお馴染みの形式で、戦闘システムは『ゼノブレイド2』をベースに進化。
一定距離で自動攻撃を行うオートアタックのほかに、ABXYボタンを押すことでそれぞれに割り当てられたアーツが発動する。
アーツは崩しやダウンのようにコンボとしてつながるものに加え、回復やヘイトを上昇させるようなものが存在し、それぞれのキャラクターの役割にあったものが用意されているようだ。
また、各キャラクターはそれぞれ役割のほかに、同じアタッカーでも攻守のバランスに優れ攻撃の起点を担う「ソードファイター」や、超重量のハンマーで敵の防御を打ち砕く「破砕士」といった“クラス”を備えており、それぞれが異なる特徴を持っている。
各キャラクターが持つクラスは、ほかのキャラクターでも使用可能であるほか、クラスランクを上げることで、他クラスにセットできるマスターアーツが習得可能。”マスターアーツ”をセットすれば、ディフェンダーでも仲間を回復する、といったこともできる。
バトルへは主人公ら6名に加え、7人目のメンバーとして戦うヒーローが参加。参加できるヒーローは1名だけであるものの、誰を参加させるかはいつでも変更可能であるほか、主人公らをヒーローのクラスに変更することも可能だという。
以前公開された2名のキャラクターが融合し、戦うウロボロスの力についても詳細が公開された。
ウロボロスは主人公たちが“インタリンク”することで巨人の姿に変貌、強力アーツが使用できるというもので、今回の映像ではインタリンクの主導権を誰が握るかによりボディやアーツが変化することが判明。
さらに、ウロボロスは戦闘で得たポイントを消費することで、アーツの習得や能力強化ができるとのこと。
ゼノブレイド3 エキスパンション・パス
本番組では本作の追加コンテンツが含まれるエキスパンション・パスも公開。2023年末までに4つの追加コンテンツが配信されるとのこと。
エキスパンション・パスのアートには『Xenoblade Definitive Edition』に登場するモナド・R・EXや『ゼノブレイド2』に登場する聖杯の剣が描かれており、過去作とのクロスオーバーにも期待できる。
【追加コンテンツ 第一弾】2022年7月29日
・冒険をサポートするアイテム
・色変えファッション装備
【追加コンテンツ 第二弾】2022年12月31日まで
・強敵とのチャレンジバトル
・新たなヒーローとクエスト
・新規デザインのファッション装備
【追加コンテンツ 第三弾】2023年4月30日まで
・強敵とのチャレンジバトル
・新たなヒーローとクエスト
・新規デザインのファッション装備
【追加コンテンツ 第四弾】2023年12月31日まで
・全く新たなオリジナルストーリー
amiibo シュルクでソードファイターの剣をモナドの見た目に変更できる
本作ではamiiboとの連携が用意されているとのことで、すべてのamiiboで冒険に役立つアイテムが入手できるほか、『ゼノブレイド』主人公シュルクのamiiboを使用するとノアのクラス“ソードファイター”の剣を、モナドの外見へと変更できるようだ。
『ゼノブレイド』シリーズのamiiboといえば、任天堂は過去に『ゼノブレイド2』に登場するホムラとヒカリのamiiboの販売も告知しており、こちらが販売されれば同様に武器の外見が変更できるようになるかもしれない。