香港の著名小説を原作にした武侠アクション『Code: To JinYong』が発表 UE5を採用したオープンワールド作品に

 Tencent Gamesは6月27日、新作ゲーム『Code: To JinYong』を発表した。プラットフォーム、発売時期については不明。

 発表によると、『Code: To JinYong』は香港の著名小説家・金庸(Jin Yong)氏による武侠小説シリーズを基にした世界観で、広大かつ壮大な武術の世界を自由に探索することができるという。作中には金庸氏の武侠小説における楊過、喬峯、令狐冲などのヒーローが登場する。

 公開されたアナウンストレーラーでは、同作におけるアクションが確認でき、剣戟にあわせてイチョウの葉が舞い上がる様子などが見られた。

 ゲームエンジンにはUnreal Engine 5を採用し、Tencentにとって同エンジンを用いた初のオープンワールド作品となる。UE5の最新物理システムによって繊細な武術のテクニックを表現。また、写真測量技術などによって広大な世界を構築しているようだ。

 『Code: To JinYong』の開発を手掛けるのは、Tencent傘下のLightSpeed Studios。同社は2008年に設立され、中国、米国、シンガポール、カナダ、英国、フランス、日本、韓国、ニュージーランド、アラブ首長国連邦に拠点を持つゲーム開発会社。

 これまでに『PUBG Mobile』、『Apex Legends Mobile』などの既存IPのモバイル版を開発しているほか、次世代テクノロジーの研究開発を主軸に置いた包括的なコンセプト「ライトスピード・ユニバース」(LIGHTSPEED Universe)を掲げている。

 今月明らかにされたばかりのこのビジョンでは、「引き込まれるストーリーとゲームプレイ、そして次世代テクノロジーによって世界中のプレイヤーとデベロッパーを結ぶエコシステムを生み出す」ことを目的としている。その中で、最先端のオープンワールドゲーム開発にも言及しており、『Code: To JinYong』はビジョン実現に向けたプロジェクトのひとつであると考えられる。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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