
スクウェア・エニックスが手掛けるスマーフォン向けRPG『魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ』が6月28日に正式サービスを開始。リリース初日にダウンロードランクイン1位を獲得し、6月30日にはセールスランキングでも23位にランクインする好調なスタートを切った。

本作はアニメ「魔法科高校の劣等生」を題材とする魔法バトルRPG。3DCGで再現される魔法バトルや、アニメの物語をフルボイスで追体験できるストーリーに加え、原作者の佐藤勤氏が完全監修したオリジナルストーリーも収録されるということで、同作のファンから注目を集めていたタイトルだ。
さて、好調のスタートとなった『魔法科高校の劣等生 リローデッド・メモリ』だが、本作の事前登録者数はリリース前日までに40万人を突破しており、6月29日の10時までに10万以上のダウンロード回数を記録している。

公式Twitter上などで行われた本作のプロモーションは、アニメ題材の作品ということもあり、出演声優のサイン入りグッズなどがあたるフォロー&リツイートキャンペーンが多く実施されていた。
注目なのは、このキャンペーンが早い段階から複数回にわたって実施されていることだろう。
Twitter上では2020年の10月に原作小説の全巻セットがプレゼントされる、事前登録記念プレゼントキャンペーンを実施。さらに同月内にギフトコード1,000円分が当たるものや、主人公の司波達也を演じる中村悠一さんのサイン色紙が当たるキャンペーンも行われている。
その後も多数のキャンペーンを継続しており、2021年内にもサイン色紙やグッズ、原作コミックスを用いたキャンペーンを多数開催。一連の作品ファンへ向けた施策は4,000から12,000程度のリツイートを記録していた。
また、リリース直前の6月20日に行われた配信直前特番は、5万回以上の視聴回数を記録しており、多くの注目を集めていたことが伺える。
このことから、本作のヒットの背景には、題材作品のファンに向けた施策が正しく作用し、多数の事前登録やダウンロードランキング首位獲得につながったと思われる。