ネクソンは、ネクソングループが保有するHasbro、バンダイナムコホールディングス、コナミホールディングス、及びセガサミーホールディングスの上場企業4社への投資および投資金額(※1)を、有価証券報告書にて開示したことを発表した。なお、ネクソンの開示基準(※2)を満たさないその他の投資先企業名は公表していない。
昨年、優れたグローバル・エンターテインメント資産を創出・育成する上場企業に対して15億ドルを上限額とした投資を行う計画をネクソン取締役会にて承認。2020年度末時点において、上限額の58%にあたる924億円(8.74億ドル) の投資を完了し、295億円(2.79億ドル(※3))の含み益をその他の包括利益に計上していた。なお、「これらは友好的な長期投資であり、買収やアクティビズムを意図するものではない」としている。
※1 2020年度末時点の投資の時価評価額
※2 当社が監査法人と協議し、設定した開示基準
※3 株式投資の取得価額と時価評価額の差額を表し、未実現利益に係る繰延税金負債の影響を加味していない
ネクソン代表取締役社長であるオーウェン・マホニーは、次のようにコメント。
「新規IPの創出ばかりに関心が集まる株式市場においては、優れたグローバルIPを有し、育成する力のある企業の価値が見過ごされ、過小評価されがちであると考えます。この投資は、グローバルIPを創出し、何年、何十年に渡って成長させることができる企業の経営陣に対する我々の敬意を反映しています。これらの企業はエンターテインメント業界の中心が、リニア(一方向)からインタラクティブ(双方向)型へと移行する転換期に乗じて益々飛躍するだろうと考えています。
また、本投資は低金利環境下における現金の有効活用であり、現在までの結果には大変満足しています。協業は投資を行う際の条件ではないものの、投資の結果一部企業と得られた対話の機会を喜ばしく思っています。」
有価証券報告書は、以下のリンクから確認できる。
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