任天堂は7月20日、同社が過去に販売していたネットワーク機器について、セキュリティ保護の観点から使用中止を呼び掛けた。
対象となるのは2005年発売(最終出荷:2010年1月)の「ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ(NTR-010)」と2008年発売(最終出荷:2013年10月)の「ニンテンドーWi-Fiネットワークアダプタ(WAP-001)」。
どちらの製品は発売から10年以上が経過しているため、セキュリティ保護について懸念点が確認されているという。
特にWAP-001は重大な脆弱性が発見されており、“バッファオーバーフローやコマンドインジェクションを用いて、第三者が設定やファームウェアの書き換えを行うことが可能”であるとのこと。
この脆弱性が利用された場合、第三者により機器を経由した不正アクセスやマルウェアの感染源として使用される可能性があるとしている。
任天堂は同製品について、すみやかに使用を中止し、市販のネットワーク機器などに切り替えるように呼び掛けている。