
DMM.comは7月20日、同社が運営する各種サービスのクレジットカード決済において、7月29日(金)14時をもってMasterCardでの決済に関する契約を終了することを発表した。あわせて、今後のクレジットカード決済にはVISA、JCB、Amex、Dinersで利用するように呼び掛けを行っている。
DMM.comはゲームや電子書籍、動画などデジタルコンテンツをはじめとした多岐に渡るサービスを提供する総合サイト。
オンラインゲームを扱う「DMM GAMES」では、『ウマ娘 プリティーダービー』や『アサルトリリィ Last Bullet』など、スマホ向けアプリのPC版を提供しているほか、『艦隊これくしょん -艦これ-』、『DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation』、『刀剣乱舞-ONLINE-』といった人気ブラウザゲームが多数配信。
また、成人向けコンテンツの販売サイト「FANZA」(2018年に分社化して以来、デジタルコマースが運営する)もDMMが決済システムを担っており、同様にMasterCard決済ができなくなる。
なお、市場調査を行うイプソスが2020年にリサーチした「日本市場における国際ブランドのシェア率」は、VISAが50.8%、JCBが28.0%、マスターカードが17.8%。上記サービスで決済を行えないユーザーはかなりの数が該当しそうだ。

DMM.comはMasterCardの取り扱いを終了することに関して、理由などを明らかにしていない。これまでMasterCardを利用していたユーザーには、専用フォームが設けられ、問い合わせ対応が行われている。