Slackは7月18日、同社が提供するサービスにおいて、料金改定(値上げ)と「フリープラン」の内容変更の実施を発表した。2022年9 月1日から適用を予定している。なお、同社が料金改定を行うのは、2014年のサービス開始以来初。
「Slack」はビジネスチャットツール。同社はメンバー、ツール、顧客、パートナーをつなげるDigital HQ(会社を動かすデジタル中枢)と定義し、ビジネスシーンで円滑なやり取りができる各種サービスを提供している。
値上げの対象となるのはプロプランのみ。同プランは主に、中小規模の組織やチームの連携を強化する用途で契約されることが多いプラン。月額料金がこれまでの 1 ユーザーあたり 960 円から 1,050 円になり、年間契約では、1 ユーザー 1 か月あたり 850 円から 925 円に変更される。
あわせて、フリープランの内容も変更し、ユーザーが Slack のさまざまな新機能を柔軟に試しやすくなるという。
具体的には、メッセージ数を 1 万件、ストレージ容量を 5GB に制限する代わりに、過去 90 日間のメッセージ履歴とファイルストレージの利用を無制限にすることで、制限を気にせず使用できるようになる。加えて、クリップ(音声や動画のデータを共有できる機能)、およびメッセージとファイルの保存設定など一部機能も利用可能となる。