ソニー・インタラクティブエンタテインメントが提供するアクションゲーム『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』について、映画化が進行中であることが明らかになった。米メディア「Deadline」が報じている。
報道によると、PlayStation Productionsと、Scott Free Productionsが制作に携わる。なお、配給がPlayStation Productionsであるかは不明。
Scott Free Productionsは、「エイリアン」の世界的ヒットでも知られるリドリー・スコット(Ridley Scott)氏が率いるイギリスの映画製作会社で、『GRAVITY DAZE』映画の監督をアナ・マストロ氏(Anna Mastro)が、脚本をエミリー・ジェローム氏(Emily Jerome)が手掛けるという。
監督のマストロ氏はこれまで、Disney+の「シークレット・ソサエティ ~王家第二子 秘密結社~」(2020年)の制作に携わり、Netflixのドラマ「エコーズ」(2022)でも2エピソードを担当。一方のジェローム氏は、2017年のスリラー「Panopticon(原題)」などに携わった新進気鋭の脚本家である。
『GRAVITY DAZE』は日本のクリエイター・外山圭一郎氏が制作を手掛け、第1作が2012年にPS Vita向けに、第2作の『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』が2017年にPS4向けで発売。重力をテーマにした変幻自在なアクションが特徴の作品となっている。映画は第1作をベースにしているとのこと。
なお、PlayStation ProductionsはSIEのゲームを映画・テレビ番組化するスタジオとして2019年に設立。現在、「ゴッド・オブ・ウォー」や「Horizon」、「The Last of Us」といったIPに加え、『Ghost of Tsushima』や『Days Gone』といったタイトルの映像化が進行中とされている。