
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは新たなPlayStation 5用コントローラー「DualSense Edge ワイヤレスコントローラー」を発表した。
同製品は幅広いカスタマイズが可能なコントローラーで、背面ボタンやスティックの変更に対応。詳細なリマッピングや調整で、完全にパーソナライズされたコントローラー体験を実現するという。
アクションの複雑化やFPSなどの競技性の高いタイトルの普及により、需要が高まっていたコントローラーのカスタマイズ性。


同社はこの需要の高まりに応える形で、PlayStation 4用コントローラー「DUALSHOCK 4」に対応した背面ボタンアタッチメントをリリースしていたが、今回本格的にカスタムコントローラーに参入するかたちだ。

この手の製品はXboxコンソールでは類似製品の「Xbox Elite ワイヤレス コントローラー」が公式販売されているほか、PlayStation 4ではSCUFコントローラーやASTRO GamingのC40 TRのような社外製品が多数販売されており、ソニーは後れを取っていた。
本製品ではその後れを取り返すかのように、ベースとなる「DualSense」からカスタマイズ性を大きく拡張。




一番の注目ポイントとなるボタン等の換装については、背面ボタンはハーフドーム型かレバー型を選択可能なほか、スティックは高さの異なる3つのキャップを交換可能。さらに、スティックモジュール自体の交換も可能とのことで、1台のコントローラーでより長く遊ぶことができるとしている。
ボタン設定等のカスタマイズは、トリガーの移動距離(おそらく押し込みの深さ)が物理的に調整可能。もちろん、特定のボタンのリマッピングや無効化、スティックの感度やデッドゾーンの調整にも対応し、それらの設定をプロファイルに保存することもできる。
スティック下側に配置されたFnボタンはあらかじめ特定の機能を割り当てることができ、設定プロファイルの切り替えや音量バランスが素早く調整可能だ。
そのほか本製品には、ケーブル抜けを防止するロック機構がついたケーブルや、収納したまま充電可能なキャリングケースなども付属するとのこと。
現時点では本製品の値段や発売時期については不明。FPSを楽しむヘビーユーザーなどにとって待望のカスタマイズコントローラーとなる本製品の続報に期待したい。