Virtuosが北米で共同開発スタジオCalypteを設立 東ヨーロッパや東南アジアでの事業拡大に続き今年4回目の拡張

 シンガポールにに本拠を置くゲーム会社Virtuosは9月5日、アート、デザイン、エンジニアリングを含むゲーム開発のあらゆる側面をカバーする北米初のフルサービススタジオであるCalypte – a Virtuos Studioの立ち上げを発表した。

 Virtuosは、AAA コンソール、PC、モバイル タイトル向けのゲーム開発と 3D アート制作を専門とし、各国のゲーム開発会社・パブリッシャーからのアウトソーシングを担うゲーム会社。

 これまで、『The Outer Worlds』(Switch版への最適化)、『DARK SOULS REMASTERED』(Switch版への最適化)、『Star Wars Jedi: Fallen Order』(アート制作)などさまざまなタイトルで共同開発を行ってきた。

 同社は2022年、事業拡大に力を入れており、1月にはウクライナ・キエフの2D・3Dアート制作スタジオ「Volmi Games」を買収し、東ヨーロッパへの進出を果たした(関連記事)。これを皮切りに、5月にはベトナム・ホーチミン市で「Glass Egg」を買収し、8月にVirtuos Kuala Lumpurを正式に立ち上げ、東南アジアでの規模を拡張。

 そして北米でのCalypte設立によって、今年4回目の事業拡大となる。

 Calypteは主要なゲーム開発ハブに近接しているサンフランシスコ・ベイエリアを拠点とし、Virtuosとそのパートナー間のコラボレーションを強化し、プロジェクトの連携やレスポンスタイムの短縮をより確実にするという。

 同スタジオではVirtuosの確立された開発モデル、規模、および専門知識を活用しつつ、24時間体制でサポートを提供し、クライアントに対してより高速なイテレーションでより大規模なゲームの配信を可能とする。

 また、既存スタジオのコロナ禍での運用を経て、Calypteではハイブリッドワークスタイルを採用。従業員は自宅、オフィスへの出勤、またはその双方といった柔軟な働き方を選択できるほか、世界各地にある12のスタジオの従業員を受け入れることで同社のグローバルネットワーク全体での統合と相互運用を可能にしているとのこと。

 Calypteを率いるのは、スタジオディレクターのカーステン・ケネディ(Kirsten Kennedy)氏。受賞歴のあるプロデューサーであるケネディ氏は、「ウォーキングデッド」、「シドマイヤーズ シヴィライゼーション」、「グランド・セフト・オート」などAAAゲームシリーズに携わった業界歴20年以上のベテラン。同氏は今後、Virtuosの北米チームの一員として北米のゼネラルマネジャーであるジェイク・ディグナーロ (Jake DiGennaro)と共に携わる。

 北米スタジオ設立にあたって、ゼネラルマネジャーのディグナーロ氏は「我々は、分散型ゲーム開発におけるVirtuosの価値と専門知識をベイエリアに導入する機会を得ました。Calypteの立ち上げにより、私たちは多様なAAAゲームに携わる機会を提供し、より迅速でこれまでにない新しいキャリアパスを提供しようと考えています。また、これまでと同様、創造的な努力を育み、受け入れ、最終的には素晴らしいゲームを作る包括的な環境を作ることに注力し続けます。」とコメント。

 Calypteのスタジオディレクターであるケネディ氏は、「私はVirtuosファミリーの一員になれることをとても嬉しく思い、北米で成長していくために、ジェイクとチームが私に信頼を置いてくれていることを大変光栄に思っています。ベイエリアにはゲームスタジオが集中しており、高度なスキルと経験を持つ多様なゲーム人材が集まっているため、スタジオを成長させる上で素晴らしい立地です。」とコメントしている。

▲カーステン・ケネディ氏

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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