マイクロソフトが提供するサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」について、2021年に29億ドルの収益を上げたことが明らかになった。ブラジルの経済防衛行政審議会(CADE)の資料によって判明している。
マイクロソフトは今年1月、米ゲーム開発大手Activision Blizzardを687億ドルで買収することを発表(関連記事)。取引の完了は2023年度中を予定している。
そして現在、米国の連邦取引委員会(FTC)や英国の競争・市場庁をはじめ、各国の規制当局がこの買収に関して、独占禁止法(反トラスト法)を違反する恐れがないか調査を行っている状況。
その中で、前述のCADEがマイクロソフト・Activision Blizzard間の取引を承認したことを受けて公開した資料で、Xbox Game Passが2021年に29億ドルの収益を記録したというデータが明らかになった。この数字にはPC版Game Passから得られる収益は含まれていない。
マイクロソフトのXbox(ゲーム)事業は2021年に約163億ドルの収益を生み出しており、この情報によればXbox Game Passは同セグメント収益の約18%を占めていることになる。
なお同社は今年1月、Game Passの加入者が2,500万人を超えたことを報告。また、Game Passの上位プラン「Xbox Game Pass Ultimate」を通じてクラウドゲーミングサービス「Xbox Cloud Gaming」を利用するユーザーは1,000万人を突破したことが明らかになっている。