任天堂は10月12日、同社公式ページにおいて2022年10月19日更新予定の「任天堂製品の修理サービス規程/保証規程」の内容を公開した。
2022年10月19日更新版では新たに、規定の中に「カスタマーハラスメントについて」の項目が追加。ほかには、再修理対応に関するもの、交換または修理を断るケースの説明、製品の修理受付が保証期間中に終了した場合の対応などが追加される。
顧客・消費者側がサービスを提供している企業の従業員などに対して嫌がらせ行為をするカスタマーハラスメント(カスハラ)については、近年より対策すべき問題にあがっており、今年2月には厚生労働省により「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」が公開されているほど。
そうしたなか、任天堂もカスハラに対して毅然とした対応を取ることを表明。「娯楽を通じて人々を笑顔にする会社」を掲げる企業として、従業員の笑顔も守る姿勢を見せている。
以下、修理サービス規程/保証規程の該当部分について引用。
カスタマーハラスメントについて
修理品に関する問い合わせをいただく際に、お客様のご要望を実現するための手段として、社会通念上相当な範囲を超える行為(下記のとおりですが、これに限りません)を行うことはご遠慮ください。これらの行為があったと当社が判断した場合、交換または修理をお断りさせていただく場合がございます。更に、当社が悪質と判断した場合には、警察・弁護士等に連絡のうえ、適切な対処をさせていただきます。
- 威迫・脅迫・威嚇行為
- 侮辱、人格を否定する発言
- プライバシー侵害行為
- 保証の範囲を超えた無償修理の要求など、社会通念上過剰なサービス提供の要求
- 合理的理由のない当社への謝罪要求や当社関係者への処罰の要求
- 同じ要望やクレームの過剰な繰り返し等による長時間の拘束行為
- SNSやインターネット上での誹謗中傷