海外の一部小売業者が『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』を発売2週間前に販売 開発元はネタバレに関して注意喚起

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントが11月9日に発売予定の『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』について、発売日の2週間前に海外の一部小売業者が販売を開始してしまう事態が起こっている。

 これを受け、開発を担当するSIE・Santa Monica Studioが10月31日、チームからの声明を発表。これからゲームをプレイするユーザーがネタバレ被害を受けないよう配慮を求めると共に、ユーザーに対しても自衛手段として、TwitterなどのSNSでは発売日までゲームに関連するキーワードやハッシュタグをミュートしておくことを推奨した。

 声明ではあわせてファンに感謝を示し、「11月9日の発売まで2週間を切りましたが、待つだけの価値があるゲームであることは間違いありません」と付け加えた。

 一部小売業者がフライングで販売を始めたことに対しては当初、Santa Monica Studioでスタジオクリエイティブディレクターを務めるCory Barlog氏が自身のTwitterアカウントで強い不満をあらわにし、小売店を非難。「チーム全体にとって信じられないストレス」だと述べた。

 『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』はPS5/PS4向けに発売されるアクションアドベンチャー。主人公・クレイトスとアトレウスが、世界を終焉へともたらすラグナロクに立ち向かう姿を描く。

 現行のシリーズでは、2005年の第1作目から続いたギリシア神話が題材の「ゴッド・オブ・ウォー」三部作から展開を新たにし、北欧神話を扱っているのが特徴のひとつ。2018年に発売された前作は権威ある「The Game Awards」「D.I.C.E. Awards」「GDC」のゲーム・オブ・ザ・イヤーに選ばれるなど、高い評価を得た。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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