
ディー・エヌ・エー(DeNA)は11月7日、「Mobage」(モバゲー)で提供しているアバターをメタバース空間でも利用可能にするメタバースイベント「Mobage 3D Park」の開催を2023年初頭に予定していることを発表した。
「Mobage 3D Park」は、XR事業を手掛けるNTTコノキューが提供するXR空間プラットフォーム「DOOR」で公開される、「Mobage」をモチーフにした3D空間。
「Mobage」ゆかりの展示物や、『怪盗ロワイヤル』『農園ホッコリーナ』などおなじみのゲームブースも用意され、展示物とアバターで記念撮影することが可能となっている。
公開は2023年初頭を予定しているが、プレオープンとして2022年11月7日(月)9:00〜2022年11月12日(土)18:00の期間、一部コンテンツを体験可能。
今回のイベントでは、「Mobage」で使用しているアバターを3Dファイルに変換した後、3D空間に参加することが可能となる。帽子・髪・顔・服・アクセサリーなど5万点以上のアバターアイテムが利用可能で、慣れ親しんだアバターでメタバース内を動くことができる。
※今回のアバターのデータはVRMの規格に準拠
DeNAではこれまでにも、「Mobage」で培った3Dアバターセットをシステムごとパックにし、自社サービスに導入できるSaaS型のソリューション「Avatar Play」(アバタープレイ)を提供。今回のイベントを機に、「Avatar Play」で提供する3Dアバターがメタバースでも利用可能になる。

また、今回の取組では、凸版印刷が提供している、生成されたアバターに対して真正性を証明するアバター生成管理基盤「AVATECT®」(アバテクト)を使った実証実験を開始しているという。これによりアバターの不正利用やなりすましを抑止し、メタバース上でのプライバシーや著作権の保護を実現するとのこと。