
仏ゲーム開発会社Sloclapのカンフーアクションゲーム『師父―Sifu―』(Sifu)について、ロサンゼルスのスタジオStory Kitchenと提携した実写映画化の制作決定を明らかにした。映画などエンタメニュースを中心に扱う海外メディアDeadlineが12月3日に報じている。
映画の公開時期や監督、キャストといった詳細は不明。
Story Kitchenは、映画「ソニック・ザ・ムービー」などのプロデューサーを務めたDmitri M. Johnson氏が今年10月に新設したスタジオ。同氏に加え、スタジオの共同創設者であり、「ジョン・ウィック」などで知られるDerek Kolstad氏が脚本、およびプロデュースを務める。
また、さらなるプロデュース陣にはMike Goldberg氏、Dan Jevons氏、Timothy I. Stevenson氏、Jeff Ludwig氏が名を連ねている。
『Sifu』は、高難度かつ本格的なカンフーアクションが持ち味のタイトル。倒れると加齢して蘇るユニークなシステムや、カンフー映画へのリスペクトが詰まった演出が世界的に評価され、発売から3週間で販売本数100万本を突破するヒットを記録した(関連記事)。
参考までに、Sloclapは過去、同作の発売に先駆けて実写の短編映画をYoutube上で公開。カンフー映画をルーツとした作品だけに、実写映画との親和性が高いと言える。
そして、映画をプロデュースするDmitri M. Johnson氏はゲームIPをテレビや映画に適応させることを専門とする制作会社dj2 Entertainmentを設立し、ゲーム原作映画史上最大のヒットを記録した「ソニック・ザ・ムービー」などでプロデューサーを務めている人物。