Riot Gamesの日本法人ライアットゲームズは12月13日、チャリティー投票キャンペーンを開催することを発表した。ソーシャルインパクト基金(Riot Games Social Impact Fund)を通じた、国際的な社会貢献に対する取り組みへ間接的に参加できる。
ソーシャルインパクト基金はRiot Gamesが2019年に設立して以来、これまで2,300万ドルを25の地域を拠点とする400以上の団体に提供。ウクライナの人々に対する人道的支援を目的とした540万ドルの寄付や、Riotのゲーム全5タイトルにおけるゲーム内募金など、その内容は多岐にわたる。
そして今回発表されたキャンペーンは、世界中のプレイヤーが投票によって、どの非営利団体を特に支援すべきか決めることができるもの。各地域のオフィスとGlobalGivingの協力のもと、Riot Games Social Impact Fund(ソーシャルインパクト基金)は、28の地域に拠点を置く84の非営利団体を事前に選定。そのどれもが、影響力の高い意義ある活動をリードしていると同社が認定する団体となっている。
これまで、過去に行われた様々なゲーム内キャンペーンを通じて600万ドルを越える寄付金が集められており、それらのキャンペーンへの参加率に応じて、それぞれの地域に寄付金プールが割り当てられている。
投票は12月13日から12月22日まで、特設サイトで実施される。このサイトで各非営利団体の活動を確認し、支援したい団体を選択することが可能。投票期間の終了後、それぞれの地域で最も得票率の高かった団体が、その地域の寄付金プールの50%を受け取り、他の2団体はそれぞれ25%ずつ受け取る予定となっている。なお、各団体はそれぞれ最低10,000ドルを受け取ることが保証されているとのこと。
日本における対象の団体は「Japan Institute for Social Innovation and Entrepreneurship」(JSIE)、「アカデミーキャンプ(Academy Camp)」、「Civic Force」の3つ。それぞれ活動内容は異なり、プレイヤーが関心のある分野に投票できる。サイト内には詳細なリンクが設置してあるため、投票を通じて国内の慈善活動団体について見識を深める機会となっている(他リージョンを選択すれば国外の団体も確認できる)。
なお「JSIE」は、社会における女性や若者の活躍の場を広げ、誰もが自分らしく多様な生き方のできる社会の実現を目指す「男女共同参画」に関わる団体。
「Academy Camp」は「教育」系の団体で、2011年の東日本大震災と東電福島第一原発事故をきっかけとして、福島のこどもたちのためのキャンプとしてスタートした経緯を持つ。
「Civic Force」は、日本で起きる大規模災害に対応し、企業、NPO、行政などの連携によって迅速で効果的な支援を実現するため、2009年に設立された「地球温暖化対策」に取り組む団体となる。
キャンペーンの投票は、以下の特設サイトから行うことが可能。