バンダイナムコエンターテインメントは、2021年4月1日付けで「アドバイザリーボード」を設置したことを公表した。設置の目的は“新たなビジネスステージへステップアップするため”としている。
SME元社長・丸山茂雄氏や元官僚でメディア露出も多い岸博幸氏、バンダイナムコホールディングス社外取締役の野間幹晴氏といった有識者を迎え、専門的知見からアドバイスを受ける。
詳細は以下の通り(リリースから引用)。
アドバイザリーボード設置の背景・目的
市場環境やデジタル技術はかつてない程のスピードで変化しており、エンターテインメントの未来予測が大きく変わろうとしています。
そのような中、既存の考え方にとらわれず、「長く遊べる良質なコンテンツ」と「新たなエンターテインメント事業」の提供を通じて、世界中のファンのみなさまの期待を超えるエンターテインメントをお届けすることが我々の使命だと考えています。
そこで当社は、エンターテインメントにおける今後の可能性を探るため、広い見識や人脈を持つ有識者3名にアドバイザリーボードメンバーとして就任いただきました。
丸山氏からはエンターテインメント全般、岸氏からは政治・経済、野間氏からは企業価値向上・金融市場動向という客観的・専門的な視点からの知見や方向性のアドバイスをいただき、新たなビジネスステージへのステップアップを目指してまいります。
アドバイザリーボードメンバー
丸山 茂雄 株式会社トゥー・フォー・セブン代表取締役
早稲田大学商学部卒業。株式会社読売広告社に入社。
68年にCBS・ソニーレコード入社、78年EPIC・ソニーを設立し、佐野元春、渡辺美里、TM NETWORK、DREAMS COME TRUEなどの有力アーティストを多数世に送り出す。
92年に株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント代表取締役副社長、98年に同社社長に就任し、音楽産業の発展に寄与。一方で、93年から07年まで株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント取締役として会長などを歴任、プレイステーションを成功へ導く。03年に株式会社247Musicを設立。現在、株式会社トゥー・フォー・セブン代表取締役。
岸 博幸 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授
一橋大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール卒業。
86年通商産業省(現経済産業省)入省。92年コロンビア大学ビジネススクールでMBAを取得後、通産省に復職。内閣官房IT担当室などを経て、竹中平蔵大臣の秘書官に就任。
不良債権処理、郵政民営化、通信・放送改革など構造改革の立案・実行に関わる。
04年から慶応大学助教授を兼任。06年経産省退職。07年から現職。
野間 幹晴 一橋大学大学院経営管理研究科教授
一橋大学大学院商学研究科で博士(商学)取得。04年10月から一橋大学大学院国際企業戦略研究科助教授、准教授等を経て19年4月より現職。10年より11年までコロンビア大学ビジネススクール・フルブライト研究員。現在、経済産業省「企業報告ラボ」座長、バンダイナムコホールディングス社外取締役、ナイス社外監査役、ダーウィン・キャピタル・パートナーズ社外監査役、キーストーンパートナース社外投資委員。
また、丸山茂雄氏より当社に対して以下のメッセージをいただいております。
「私達はコンテンツがヒットするとその理由をさがします。ヒット作品にはヒットの理由が必ずあります。ヒットの理由が解明されても、新しいヒット作品を作ることはできません。でも、次の作品を作るときのヒントにはなります。ヒント探しのお手伝いをさせてください。」