バンダイナムコエンターテインメントは12月26日、「アイドルマスター」シリーズ初のカンファレンス「PROJECT IM@S(プロジェクトアイマス) カンファレンス」を同社xRスタジオの「MIRAIKEN studio」で開催し、新たなビジョンを明らかにした。あわせて、イメージPVが公開されている。
カンファレンスでは、バンダイナムコグループが重点戦略として掲げるIP(キャラクターなどの知的財産)軸戦略の一環として、「アイドルマスター」シリーズ20周年を迎える2025年と、その先の未来に向け、シリーズにおけるIP軸戦略「PROJECT IM@S 3.0 VISION(プロジェクトアイマス サードビジョン)」を発表。
発表によると、今後はアクションスローガン「CRE@TE POWER WITH YOU!(クリエイトパワーウィズユー!)あなたらしさが、きっと誰かの力になる。」を掲げ、ゲーム展開を軸としたさらなる「アイドルプロデュース体験」の進化を目指し、「複合現実(Mixed Reality)」への取り組みを強化していくという。
具体的な動きとしては、2022年7月に発表した新プロジェクト「“MR”-MORE RE@LITY(モア リアリティ)-プロジェクト」(MRプロジェクト)の進捗や、ライブストリーミング発の新規アイドルプロジェクト「PROJECT IM@S vα-liv (ヴイアライヴ)」の発足が報告された。
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MRプロジェクトに関してはすでに、名古屋市内の企業や観光地と『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドルとのコラボイベント「でらます」の開催、『アイドルマスター SideM』のアイドルたちによる配信番組「315プロダクションプレゼンツ 315パッションアワー!!!」の実施、シリーズ初のオーケストラコンサート「THE IDOLM@STER ORCHESTRA CONCERT~SYMPHONY OF FIVE STARS!!!!!~」でのアイドル出演、フィギュア展示イベント「TAMASHII NATION 2022」でのアンバサダー起用など、複数の実績を積み上げている。
2023年には、KANDA SQUARE HALLで「765 MILLION ALLSTARS」のアイドルによる興行イベント「THE IDOLM@STER 765 MILLIONSTARS ”MR”フェスティバル(仮称)」の開催を予定している。
一方、「PROJECT IM@S vα-liv」は、ライバー活動を通してアイドルデビューを目指す新規アイドルプロジェクト。
配信を行うアイドル候補生を、視聴者がプロデューサーとしてプロデュースをしながらアイドルデビューに導く、「ライブストリーミングを起点とした新たなアイドルプロデュース体験」になるという。キャラクターデザインには、イラストレーターの森倉円氏の起用が決定。活動開始は2023年春を予定している。
そのほか、社会貢献への取り組みとして、新たに『アイドルマスター シャイニーカラーズ』と環境省によるコラボも決定した。詳細は後日発表予定だが、アイドルたちがサステナブル活動をPRする内容となるとのこと。ゲーム内では過去にSDGsを取り扱ったシナリオも配信されており、IP価値最大化に向けた取り組みとしてユニークなものとなっている。
なお「PROJECT IM@S 3.0 VISION」の宣言に伴い、「アイドルマスター OFFICIAL WEB」のリニューアルも実施されており、全てのプロデューサーが行き交うバーチャルオフィスとして「アイドルマスター ポータル」が公開中。