マイクロソフトは1月11日、サステナビリティの取り組みとして、Xboxにおける環境負荷を低減するためのアップデートを発表した。Xboxユーザーが開発中の機能やゲームについてのフィードバックに参加できるXbox Insiders向けに、二酸化炭素排出量を削減するオプションを提供している。
発表によると今回のアップデートにより、昨年Windows 11向けに対応した「Carbon Aware」の機能がXboxコンソールにも適用されるという。この機能は、最も再生可能エネルギーを使用できる時間に更新とダウンロードを実行するよう最適化することにより、二酸化炭素排出量を削減するというもの。
また、省エネを支援するエネルギー設定として、Xboxコンソールの電源設定を最大20倍の電力削減が可能なシャットダウン機能に更新。シャットダウン中は夜間のアップデート受信や起動後のパフォーマンスに影響はないが、起動時間が遅くなり、通常の電源オフ中とは違いリモート機能が使用できなくなる。これらのシャットダウン機能は設定で細かく調整可能。
上記に伴い、コンソールのアクティブな時間を設定する機能も追加。設定した時間帯は、Xboxが素早く起動し、リモートでも起動できるようになる。
Xboxは、製品の設計、製造、流通、使用方法を見直すことで、2030年までにカーボンマイナス(CO2排出量よりも削減量が上回る状態)、ウォーターポジティブ(水の消費量よりも供給量が上回る状態)、ゼロウェイスト(ごみを最小限に留めてゼロにする)を目指す。