ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、全世界で200以上のゲームアワードを受賞したサバイバル・アクションゲーム原作のHBOオリジナルのドラマ『THE LAST OF US』について、吹替版の制作が決定したことを発表した。
吹替版は、ゲーム版の日本語音声を務めたキャスト陣が再び集結しており、2023年2月13日(月)に動画配信サービス「U-NEXT」で独占配信される。なお、字幕版は配信済み(2023年1月16日配信)。
2013年にPlayStation3用ソフトとして発売された『The Last of Us』は、菌類起因の感染症によって文明崩壊したアメリカを舞台に描かれるサバイバル・アクションゲーム。実写さながらの映像クオリティで終末世界となったアメリカの情景や、登場人物の表情を繊細に描き、緻密なシナリオと合わせて「まるで映画のようなゲーム」と評され、これまで全世界で200以上のゲームアワードを受賞した。
2020年にはシリーズ2作目の『The Last of Us Part II』が、2022年9月には1作目のフルリメイク版となる『The Last of Us Part I』がPlayStation5で発売されるなど、人気シリーズとなっている。
アメリカのテレビ局HBOが手掛けるドラマ版では、ゲームシリーズのクリエイティブ・ディレクターであるニール・ドラックマンと、人気ドラマ『チェルノブイリ』(2019)の脚本・製作総指揮を務めたクレイグ・メイジンの共同脚本となる。
主人公・ジョエルとエリー役には、同じくHBOが手掛ける人気シリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』でオベリン・マーテル役、リアナ・モーモント役をそれぞれ演じた、ペドロ・パスカルとベラ・ラムジーが出演する。
感染症によって文明崩壊から20年が経ったアメリカを舞台に、過去のトラウマを抱える主人公ジョエルは、身元不明の14歳の少女エリーを隔離地域から脱出させる「運び屋」の仕事を受けるが、次第に残酷で悲痛な旅へと発展していき……。凶暴化した感染者や連邦軍、ならず者などが多くはびこるアメリカ全土を横断するなかで、血のつながらないふたりが生き残りを懸け次第に絆を深めていく姿は注目だ。
ゲーム版でも高く評価された荒廃したアメリカの細かい情景や、菌類に寄生され凶暴化した「クリッカー」などの感染者の描写は、ドラマでも完全再現されている。また、ゲーム版のシナリオを忠実に追いながらも、道中に出会う人物たちとの過去などドラマオリジナルの要素やキャラクターも加わり、重厚な人間ドラマに仕上がっている。
なお、独占配信となる「U-NEXT」は、USENが手掛ける日本発の映像配信サービス。24万本以上の配信映像のみならず、140誌以上の雑誌も読めるなど、「見放題×読み放題」をコンセプトに謳っているサービスだ。月額プランは2,189円(税込)、現在は31日間無料で体験できる。ちなみにU-NEXTは、PlayStation5またはPlayStation4のエンタテインメントアプリからも楽しめる。
作品概要
THE LAST OF US(原題:The Last of Us)全9話
<配信開始日時>
2023年1月16日(月)11:00 第1話配信予定
(以降毎週月曜1話ずつ配信)
※吹替版:2023年2月13日(月)配信予定
<配信形態>
見放題
<STORY>
人体に寄生する菌類による感染症が発生。パンデミックから20年が経ち文明崩壊したアメリカでは、生存者による勢力争いが起こっていた。生存者のひとり、ジョエルは、「ファイアフライ」の指導者・マーリーンから、身元不明の少女・エリーを隔離地域から脱出させる運び屋を任される。はじめは小さな仕事だったが、やがて壮絶な旅へ発展していき、ふたりは生き残りを懸け、感染者がはびこるアメリカ全土を横断することに…。
<スタッフ>
脚本/製作総指揮:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン
監督:クレイグ・メイジン、ニール・ドラッグマン、ピーター・ホアー、ジェレミー・ウェッブ、ヤスミラ・ジュバニッチ、リザ・ジョンソン、アリ・アッバシ
<キャスト>
ジョエル役:ペドロ・パスカル
エリー役:ベラ・ラムジー
トミー役:ガブリエル・ルナ
テス役:アナ・トーヴ
サラ役:ニコ・パーカー
フランク役:マレー・バートレット
ビル役:ニック・オファーマン
キャスリーン役:メラニー・リンスキー
ライリー役:ストーム・リード
マーリーン役:マール・ダンドリッジ
ペリー役:ジェフリー・ピアース
ヘンリー役:ラマー・ジョンソン
サム役:キーヴォン・ウッダード
マーロン役:グレアム・グリーン
フローレンス役:エレーヌ・マイルズ
ベイカー役:アシュレー・ジョンソン