Zホールディングス(ZHD)は1月16日、グループ企業のヤフーおよびGYAOが提供する無料動画配信サービス「GYAO!」について、2023年3月31日17時頃をもってサービスを終了することを発表した。
終了するのは、「GYAO!」「GYAO!ストア」「トレンドニュース」のすべてのサービス。「GYAO!ストア」では2月13日に商品の販売を終了。3月31日のサービス終了後は、購入済みの商品が視聴不可能になる。
「GYAO!」は、2003年に提供開始したヤフーの「Yahoo!動画」と、2005年に開始したUSENの「GyaO」(のちに子会社GyaOを設立し事業を移管)が2009年に統合して生まれたサービス(当時のサービス名は「GyaO!」)。前身を含むと、約20年続いたサービスに幕を下ろす形。
サービス終了の理由は、動画領域におけるグループの経営資源を、ZHDがLINEと一部業務を共同で実施する縦型ショート動画サービス「LINE VOOM」に集中するためとしている。「LINE VOOM」はメッセンジャーアプリ「LINE」内で提供されている動画プラットフォームで、今後グループ内サービスとの連携を強化していく方針だ。