コーエーテクモゲームスは1月18日、同社のガストが開発するPS5/PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)向けRPG『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』について、発売日を約1ヶ月延期することを発表した。理由は「最高の体験を届けるために、最後のブラッシュアップにもうしばらく時間がかかる」としている。
これにより、発売予定日は当初の2023年2月22日(Steam版は2月24日)から、2023年3月23日(Steam版は3月24日)へと変更されている。
同作は『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』および『ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~』から続く「秘密」シリーズの最終作となる第3作。
物語から約1年後を舞台に、謎の群島で成長したライザと仲間たちによる”最後の夏の冒険”が繰り広げられる。
なお「アトリエ」シリーズは、材料を調合して新たなアイテムをつくり出す「錬金術」を題材としたRPG。1997年発売の第1作においては、RPGが「世界を救う」といった王道テーマを扱うことが多かった時代に、「世界を救うのはもうやめた」というキャッチコピーを提げて登場。以降、日常を描くことに重きを置いた作風でシリーズ化されている。
また、数作品毎に方向性が大きく一新され、世界観やキャラクターデザインなどが異なるのもシリーズの特徴。そのため、シリーズ内シリーズとして「アーランド」や「黄昏」、「不思議」シリーズなど同一世界観の作品でまとめた呼称が存在する。
そして「秘密」シリーズは、2021年3月に2作品が累計で出荷本数が100万本を突破し、2022年9月の発表時点では累計130万本を達成するなど、「アトリエ」IPの成長を牽引したシリーズ。
延期発表に際して公開されたプロデューサー・細井順三氏のコメントによれば、『ライザのアトリエ3』は「フィナーレとしてふさわしい作品にするべく、広大なオープンフィールドでの冒険、キャラクターの魅力を最大限表現するグラフィックなどのチャレンジを行っている」とのこと。
以下、コメント全文を掲載。
この度の延期に関して、『ライザのアトリエ3』の発売を楽しみにしていただいているみなさまへお詫び申し上げます。
本作は、ライザたちのフィナーレとしてふさわしい作品にするべく、広大なオープンフィールドでの冒険、キャラクターの魅力を最大限表現するグラフィックなどのチャレンジを行っております。ライザたちの冒険を見守ってくださったみなさまへ、その集大成として最高の体験をお届けするために、最後のブラッシュアップにもうしばらくのお時間をいただければと思います。
お待たせする分、よりよい作品に仕上げてまいりますので、発売までお待ちいただけますようよろしくお願いいたします。
プロデューサー 細井 順三