マイクロソフト、3月までに1万人の人員削減へ VR/MR分野も影響を受ける

 マイクロソフトは1月18日、同社スタッフの5%未満にあたる1万人の従業員を解雇する方針を発表した。2023年6月期における第3四半期末(2023年3月頃)までに削減を行うとしている。

 あらゆる業界や地域の企業が景気後退の懸念から人員削減に踏み切る中、マイクロソフトも同様の判断を行ったようだ。CEOであるSatya Nadella氏は公式ブログにおいて、「コスト構造を収益と顧客の需要に見合うように調整する」と説明している。

 また、今回の大規模なレイオフによって一部分野の売却、およびポジションを廃止するものの、主要な戦略的分野では採用を継続することを強調した。

 そして、影響を受ける分野にはVR/XRなども含まれるようだ。

 マイクロソフトが2017年に買収したソーシャルVRプラットフォーム「AltspaceVR」は、米国時間3月10日に閉鎖が決定。同サービスの技術はMR(複合現実)のコミュニケーションプラットフォーム「Microsoft Mesh」にも活用されており、今後の軸足をMeshに移すことをチームブログで明かしている。

 

 また、Windows関連のニュースを専門に扱うメディアWindows Centralが報じたところによると、マイクロソフトの開発者向けMRツールキット(Mixed Reality Took Kit/MRTK)についても、チームが解体されるとしている。MRヘッドセット「HoloLens」向けのMR アプリを開発するためのオープンソースプロジェクトとして、UnityやUnreal Engine 4(UE4)に提供されていた。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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