コナミ、学校教育機関が導入できるデジタル教材『桃太郎電鉄 教育版』の提供を開始

 

 コナミデジタルエンタテインメントは1月24日、「桃太郎電鉄」を教材として無償で提供するブラウザ版『桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~』(以下、桃太郎電鉄 教育版)について、学校教育機関からの導入申し込みを受付開始したことを発表した。

 『桃太郎電鉄 教育版』は、学校教育機関が導入できるよう、WEBブラウザやタブレット等での操作を可能としたデジタル教材。

 教育現場でのゲーム教材は他社の導入事例だと、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材となる『Minecraft: Education Edition(教育版マインクラフト)』や『ぷよぷよプログラミング』 などが挙げられる。

 『桃太郎電鉄 教育版』は新たに、「日本全国を巡って物件を買い集め、資産額日本一を目指す」というゲーム性を活かし、授業を通して地理・経済を学べるインタラクティブな教材となっている。

 

 同教材は、学校の授業にあわせて先生または管理者がプレイ時間や対象地域を選択できるほか、各地の名産品や主要産業、歴史に関する情報を表示する機能が追加。また、「貧乏神」のような相手のプレイを妨害する要素を一部非搭載としている。

 発表によると、昨年秋の制作発表(関連記事)以降、全国の学校教育機関をはじめ、各地の自治体や教育関連企業などから、数多くの問い合わせがあったという。また、昨年末には「桃鉄 教育祭り!」と題して、教職員を対象とするセミナーを実施し、大きな反響を呼んだ。

 『桃太郎電鉄 教育版』は現在、公式サイトから申し込み窓口にアクセスが可能。また副教材として、教材をベースにした白地図データのダウンロード提供も併せて開始している。

 コナミは今後も同教材の改善を続けていくとして、教育現場の意見を採り入れていく方針。



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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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