モブキャストホールディングスは2月1日、同日付で子会社モブキャストゲームスを「株式会社X-VERSE」(読み:クロスバース)へと社名変更したと発表した。あわせて、『フォートナイト』におけるメタバース空間の開発運営事業へ進出することを明らかにした。代表取締役は藪考樹氏に代わり、阪野哲氏が就任している。
旧モブキャストゲームスは、アニメ等のIP(知的財産)ビジネス領域において、モバイルゲームを中心としたデジタルコンテンツのプロデュースを目的として2018年に設立。2022年11月以降は自社IPの創出を目指し、電子コミック事業やVTuber事業を立ち上げ推進してきた。
今回の社名変更について、同社は理由を「これからますます進化するテクノロジーに合わせ、これまでのモバイルゲームに加え、メタバースのようなバーチャル空間やWeb3.0にインパクトを与える自社IPの創出を更に加速させていくこと表すために、新社名へ変更することとなりました」と説明している。
「X-VERSE」(クロスバース)は、拡張性(extensibility)を表現する「X」とMetaverse(メタバース)の「VERSE」の2つのワードから成り立つ。これは、現実世界(リアル)と仮想世界(バーチャル)を掛け合わせ、新時代のIPを創出していくという強い想いを込めたものだという。
同社は今後、自社IPの創出を目指し2022年11月に始動した「MTプロジェクト」への取り組みの一環として、約4億人の登録プレイヤー数を持つ『フォートナイト』において、アトラクションの開発運営事業へ参入。
「MTプロジェクト」とは「Mobility x YouTube」を意味し、バーチャルレースクイーンを起用しモータースポーツの魅力を伝え、モータースポーツファンを増やすことを目的としたプロジェクト。
プロジェクトではWeb3.0領域への進出も視野に活動し、モータースポーツファンだけでなく、『フォートナイト』ユーザーも楽しめるアトラクションの開発運営を行うことでモータースポーツファンの拡大を目指す。