東映アニメーションは、The SandboxおよびMintoと協業し、ブロックチェーンベースのメタバースプラットフォーム『The Sandbox』上で、同社が保有するIPとコラボした「LAND」のプロデュースを行なっていくことを発表した。
LANDとは、4000万ユーザーを誇る『The Sandbox』の仮想空間上の土地を指す。「ドラゴンボール」を筆頭に、「美少女戦士セーラームーン」、「ワンピース」などの世界中で支持される保有IPを活用して、2023年から順次展開することを予定している。
『The Sandbox』は現在、世界中のアパレル・IPブランドと提携する中で、特に日本発のアニメ作品IPブランドとの提携を推し進めているという。同プラットフォームでは、米国をはじめとした様々な国の著名アーティストやキャラクターによるLANDを開発しており、東映アニメーションはMintoが持つ『The Sandbox』を用いた制作ノウハウを活かして、メタバース上での展開を目指す。
なおMintoは、累計1,740ETH(約5億円)の総取引が発生するまでに成長したブロックチェーンゲーム『CryptoCrystal』や、『The Sandbox』上での自社キャラクター等のNFT展開を手掛けたノウハウをもとに、様々なIPホルダーのNFT/メタバース展開をプロデュースする企業。
『The Sandbox』は今後も、グローバルにおいてブロックチェーンゲームの開発とゲーム会社とのコラボレーションの開拓に積極的に取り組む方針。これまで、すでにThe Walking Dead、Care Bears、Atari、CryptoKitties、Shaun the Sheep、Gucci、キャプテン翼、北斗の拳を含む300以上のパートナーシップを結んでいる。
以下、今回の取り組みについて各社代表者のコメントを掲載
東映アニメーション株式会社 常務取締役 篠原 智士氏
近年新たに誕生した概念「メタバース」。私ども東映アニメーションもいよいよこの大海へと出航することになりました。この度、そのパートナーとしてThe Sandbox社及びMinto社との協業を得たことを、大変幸せに、そして頼もしく感じております。今、編成されたこの「船団」は必ずや今後のエンターテインメント業界の指針となるべき航路や新大陸の発見を成し遂げられると信じています。
我々がこれまで生み出してきた様々な作品やキャラクター達が、新しいフィールドでどのような冒険をし、ストーリーを紡いでいくのか。
本当に楽しみでなりません。
The Sandbox COO兼共同創業者 Sebastien Borget氏
私の人生には、いつも東映アニメーションのIPがいました。嬉しいと共に、身が引き締まり、いいコンテンツを世の中に排出しなければという責任を感じています。私はこの提携を一生の間で何度も思い出すと思います。