マーベラス、執行役員を除く全社員を対象とした給与水準引き上げを決定 全社平均で5%の昇給

 マーベラスは2月28日、昨今の光熱費や一般消費財などの物価上昇等を踏まえ、全社員を対象とした給与の平均5%の昇給を決定したことを発表した。3%のベースアップは2023年4月から実施され、嘱託や契約社員も対象に含む。

 今回の昇給は、2022年初頭より勃発したロシアのウクライナ侵攻に端を発して世界的なエネルギー価格の高騰が続き、電気・ガス料金の持続的な値上げが行われ、食料品など広範囲に渡っての物価上昇が続いていることを背景に、社員の生活をサポートすることを目的としている。これに伴い、新卒初任給の引き上げも実施予定とのこと。

 現在、ゲーム業界では従業員の生活支援や人材獲得のための投資として、大手企業を中心に給与の引き上げが行われている。任天堂は同じく2023年4月から、基本給の一律10%引き上げを行う。セガは2023年7月から、年収ベースで平均約15%の昇給を行う方針。

 なお、マーベラスは2023年3月期 第3四半期における連結業績で、売上高184億1,200万円(前年同期比2.9%減)、営業利益31億7,600万円(同20.7%減)、経常利益35億900万円(同16.2%減)、純利益24億1,000万円(同17.9%減)と報告。

 セグメント別では、コンシューマとオンラインゲームの部門を擁するデジタルコンテンツ事業が売上高102億6,600万円(同9.4%減)、セグメント利益16億3,500万円(同53.1%減)となった。コンシューマ向けタイトルのラインナップ不足や経済環境の悪化による欧米市場の販売減により、売上・利益ともに減少している。

 一方、キッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』を展開するアミューズメント事業は好調となり、売上高60億4,700万円(同28.5%増)、セグメント利益は23億2,800万円(同60.7%増)となっていた。

 同社は2月27日、iOS/Android向けシミュレーションRPG『サクライグノラムス』の配信を開始している。

昇給概要

■報酬テーブルの増額:3%(ベースアップ)
実施日:2023年4月支給給与より

■定期報酬改定の原資:2%
実施日:2023年6月支給給与より

■合計昇給率(全社平均):5%
対象:全社員(執行役員は除く)

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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