スマホARゲーム開発に取り組むCoilSite、East Venturesより2,000万円の資金調達を実施

 CoilSite(コイルサイト)は9月5日、East Venturesを引受先とする第三者割当増資を実施し、2000万円の資金調達を行ったことを発表した。

 CoilSiteは「電脳コイルの世界を作り、日本から世界を盛り上げる」をミッションに掲げ、世界に遊ばれるAR(拡張現実)ゲームの提供を目指すスタートアップ企業。これまで、ARを使った実証実験、プロダクトづくりを進めてきた。

 調達した資金は新規ゲームの開発、採用活動を通じた組織づくりの強化に使用される。同社が開発するタイトルでは、「拡張現実を用いた高い没入感」「プレイヤーに週1で友人とのおでかけのきっかけを与え、人生を豊かにする」という要素を満たすロケーションベースARゲームを開発中とのこと。

 以下、資金調達に際して公開されたコメントを掲載。

CoilSite代表取締役社長 細井椋太氏コメント

弊社では「ARは拡張現実感を高める手段である」と捉えています。ここでいう”拡張現実感”は”没入感”とほぼ同義で、すなわちARを使うことによってこれまでにはない高さの没入感のゲームを作ることができると考えています。

しかしスマホARはUX的課題が大きく、ちゃんと使ってくれる設計のものを作るのが非常に難しいです。我々、超ゲーム好き、ゲーム製作好きのメンバーで納得のいく面白いゲームを作り世に出していきます。

近年のスマホゲーム市場は、上位を海外のゲームが独占していますが、ここらで日本から一石を投じ、老若男女が知っていて10年、20年愛される伝説のゲームを生み出します。さらには、単なるゲームにとどまらず街とゲームを融合することでたくさんの人の生活をアップデートし、世界一の企業を目指していきます。

日本をもう一度世界一の国に!!!

投資家 East Ventures 村上雄也氏コメント

初めて細井さんからお話を聞いた時に、ARの未来にフルベットしている一方で、「一般ユーザーはAR自体には興味がない」ことを1つ目のプロダクトの経験から極めて冷静に認識した上でプロダクト作りをされていて、理想とリアルが絶妙にバランスしている点が特異だと感じ出資させていただきました。

その上で、過去にヒットしたゲームの分析やリサーチから参考になる要素を抽出し、体験価値を上げる”手段としてのAR”を掛け合わせることで、真にユーザーが楽しめるARゲームを作ろうというCoilSiteが切り開くARのマスアダプションを期待しています!

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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