アメリカの調査会社Sensor Towerは、2021年2月17日、同社のブログにおいて「2021年1月 世界のモバイルゲーム売上高トップ」を公開した。
2021年1月の売上トップはテンセントの『Honor of Kings』で、プレイヤーの支出額は2億6,730万ドル(調査時点のレートで計算 – 約283億円)で、2020年1月から22%近くの伸びを記録。『Honor of Kings』の収益の約97%は中国からのもので、次いでタイからのものが1%となっている。
2位にランクインした同じくテンセントの『PUBG Mobile』は、2021年1月の総収入が2億5,900万ドル(約274億円)を超え、2020年1月から26%の伸びを示した。『PUBG Mobile』の収益の約60%は中国とそのローカライズ版である『Game For Peace』からのもので、次いで米国からのものが9.8%を占めている。
3位以降は、ソニー(アニプレックス)の『Fate/Grand Order』、miHoYoの『原神』、Roblox Corporationの『Roblox』が続いている。
2020年9月にリリースされた『原神』は、現在も世界的に大ヒットしている。1月には1億5,340万ドル(約162億円)の売り上げを記録し、なかでも日本市場におけるプレイヤーは収益の約33%を占めた。次いで中国が25.7%、米国が17.4%と続いている。『原神』は全世界で成功を収めているが、全売上の74.2%はアジアからのものとなる。
他方、コナミの『プロ野球スピリッツA』が全体の8位にランクインし、見事TOP10入りを果たした。同作は、2020年1月から3倍以上の1億1,250万ドル(約119億円)の収益となり、過去最高の月間売上となった。2021年1月31日までの累計売上高は13億ドル(約1,376億円)に達しており、当然、その内訳はすべて日本市場からとなる。