Electronic Arts(以下、EA)は、大手モバイルゲーム開発会社のGlu Mobileを21億ドル(執筆時点のレートで日本円で約2,200億円)で買収することを発表した。Gluの株主には、2021年2月5日のGluの終値に対して36%を上乗せし、Gluの株式1株に対して12.50ドルの現金が支払われる。
今回の買収を経て、EAは自社とGlu Mobileのモバイルゲーム事業を統合。今後はスポーツやRPG、カジュアルなどのゲームジャンルにおける強力なIPのポートフォリオを保有し、EAのマーケティングと配信の強みを活用してグローバルな訴求を実現していくとのこと。なお、直近のGlu mobileの年間売上は5億4400万ドル(約574億円)であり、今回の買収でEAのモバイル部門は13億2300万ドル(約1,396億円)ほどの規模となる。
Glu Mobileはアメリカ・サンフランシスコに本社を置く大手モバイルゲーム開発者だ。現在500人以上のモバイルゲーム開発者(総従業員数は約800人)が所属している。
同社が開発したモバイルゲームには、ディズニーやピクサーのキャラクターたちが登場するRPG『ディズニー ソーサラー・アリーナ』をはじめ、FPS型のハンティングアクションゲーム「Deer Hunter」シリーズ、モデルのキム・カーダシアンを題材にしたアドベンチャーゲーム『Kim Kardashian: Hollywood』など、多数のヒット作がある。
なかでも「Deer Hunter」シリーズと『Kim Kardashian: Hollywood』は、独自のゲームジャンルを開拓し、アメリカのアプリストアの無料DL・セールスランキングでTOP3入りするほどの大ヒットを記録。日本でも「Deer Hunter」シリーズがスマッシュヒットを記録した。なお、Glu Mobileの日本法人は2018年2月で解散している。
EAのCEOであるAndrew Wilson氏は、「Gluのゲームと才能が加わることで、モバイルビジネスの規模は倍増する。充実したIPポートフォリオと世界的に拡大しているユーザー層により、私たちはよりエキサイティングな体験をプレイヤーに提供し、エレクトロニック・アーツのさらなる成長を牽引していきます」とコメントしている。