『ダークテイルズ』がセールスランキング3位獲得の好発進 優秀なプロモーションの一方、誇大広告気味なキャンペーンも

 Yuanlong Gamesが配信する『ダークテイルズ~鏡と狂い姫~』(ダーク姫)が、リリース後好調に推移している。

 『ダーク姫』は、おとぎ話をテーマにした放置系RPG。「あざとい白雪姫」「腹黒い赤ずきん」「短気な星の王子さま」といった、広く知られた話とは一風変わったダークなストーリーと独特なアートスタイルを持ち味としている。中国では2022年11月にリリースされた後、香港、マカオ、台湾地域で配信を開始。今年4月11日に日本で配信開始されるまでに、世界で累計2000万DLを記録していた。

 ゲームとしては、オーソドックスな放置系RPGとなっている。システムにあまり目新しさはないものの、SNSや動画投稿プラットフォームでの積極的なプロモーションにより、国内における認知を大きく高めることに成功している。各施策により、事前登録者数は100万人を達成した。

 アプリ分析ソリューション「LIVEOPSIS」でApp Storeセールスランキングの推移を確認すると、リリースから1週間の4月19日には3位にランクインし、その後も27日まで10位以内を維持した。GWに突入した5月2日時点でも、30位圏内をキープしている。

 『ダーク姫』は日本での配信にあたって、主題歌にきゃりーぱみゅぱみゅとタイアップした「マジカルミラー」を採用。リリース前からユーザーのファン化に取り組んでおり、日本向けに実装されたオリジナルキャラクター「竹取かぐや」をはじめ、各キャラクターソングも制作している。いずれも一定以上の再生回数を記録しており、注目度を高めることに寄与した。

 一方、「1001連無料ガチャ」など、誇大広告気味のキャンペーンも見受けられる。「1001連無料ガチャ」は、ゲーム内で特定の条件を満たすと複数回ガチャを引けるというもので、キャンペーンに訴求されてインストールしたユーザーがすぐに引けるものではない。また、引いたガチャのキャラクターすべてが手に入るわけではない(引き直しガチャに近く、30連分を獲得可能)ため、広告から期待される内容とは乖離したものとなっている。

 GW期間中も、新たなクリエイティブを続々と公開。継続的なマーケティング施策で、ユーザーの呼び込みを狙う。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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