
日本科学未来館は、常設展3階「未来をつくる」のギャラリー、零壱庵(ゼロイチアン)の新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」を公開。
映画「AKIRA」の音楽は、作曲家独自の制作手法とフィールドワークで収集した世界の民族音楽手法をもとに生まれ、「AKIRA」ならではの世界観を支えている。今回の展示では、その制作背景が3面プロジェクターと6台のサラウンドスピーカーによる展示映像で体験できる。
<以下、プレスリリースより引用>
2021年3月29日(月)から、3階常設展示ゾーン「未来をつくる」のギャラリー、零壱庵で、新展示「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」を公開します。
映画「AKIRA」の音楽は、作曲家独自の制作手法とフィールドワークで収集した世界の民族音楽の手法をもとに生まれ、「AKIRA」ならではの世界観を支えています。本展示では、その制作背景を展示映像で読み解き、高解像度の音体験を提供します。
「AKIRA」の音楽を制作した山城祥二氏(芸能山城組主宰 本名:大橋力氏)は、この映画音楽の制作のためにサウンドモジュールという方式を考案し、世界中のさまざまなコミュニティを巡るフィールドワークで実際に体験した音(声や民族楽器など)を使い、既存の映画音楽とは異なる作品を成立させました。作曲家という立ち位置だけでなく研究者の視点ももつという、いままでにない観点による音楽制作の背景を展示で読み解きます。
展示内では、3面にプロジェクターで投影する映像によって制作背景を紹介(映像制作 堀田英仁氏、アートディレクション・デザイン 安田昂弘氏)。山城氏自身が設計した可聴域以上をも再生可能な6台のスピーカーによるサラウンドの音を体で感じることができます。
ぜひ高解像度の音体験をお楽しみください。
基本情報
タイトル:「『AKIRA』の音 不朽のアニメ映画を彩る未知のサウンド」
公開日:2021年3月29日(月)
開館時間:10:00~17:00(入館券の購入は閉館時間の30 分前まで)
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日~1月1日)
展示エリア:日本科学未来館 3階 常設展「零壱庵」入館料大人630円、18歳以下210円
※オンラインによる事前予約が必要です
総合監修:伊東順二(東京藝術大学COI拠点 特任教授)
特別協力:芸能山城組(山城祥二、仁科エミ)
企画制作:日本科学未来館