Nuverseが提供する『MARVEL SNAP』について、リリース後30日間で1220万回ダウンロードされ、1,094万ドル(約15億5,436万円)の収益を上げていることが明らかになった。Appmagicのデータに基づいて、モバイルゲームのニュースを扱うメディア「mobilegamer.biz」が報道している。
『MARVEL SNAP』は、Second Dinnerが開発し、パブリッシングをNuverseが担当するデジタルカードゲーム。Second Dinner は、Blizzardの代表的なDCG『ハースストーン』を手掛けたクリエイターであるBen Brode氏と、Hamilton Chu氏が設立した開発スタジオである。
10月18日にグローバルで配信されて以来、世界中のチャートで上位にランクイン。1日あたり平均約36万5,000ドル(約5,185万円)の収益を上げ、1日のダウンロード数は約40万7000DLを記録した。
同作は「ハイスピードカードバトル」と銘打たれ、1ゲーム3分ほどで決着が着く試合展開の早さが特徴。ゲーム内には、MARVEL作品でおなじみのヒーローやヴィラン、そしてゆかりのあるロケーションが登場し、原作での設定がカードゲームのシステムに落とし込まれている。
また、Pay to Win的ではない良心的なマネタイズも、ユーザーからの支持を集めている要因のひとつと見られる。同作はガチャ非採用のタイトル(カードはプレイを進めていくことで無料入手可能)で、主な課金要素はカードの絵柄を変える「ヴァリアント」(スキン)、およびシーズンパスの購入となっている。シーズンパスの報酬に関しても、目玉となるのは主にスキンとなる。

11月上旬には、「ブラックパンサー」をテーマにした新シーズンが開幕し、セールスが上昇。シェア上位の市場は順に、米国が630万ドル、次いで韓国が78万ドル、日本が55万8,000ドル、カナダが42万8,000ドル、フランスが36万ドルとなっている。
ダウンロード数では、米国が318万DLを記録し、ブラジルが98万2000、イタリアが73万9000、インドネシアが70万、フランスが64万2000と続いている。ダウンロードあたりの累積収益は0.91ドル。
プラットフォーム別の収益/DL数は、App Storeが638万ドル(約8億9,000万円)/353万DL、Google Playが457万ドル(約6億4,000万円)/867万DLとなった。