Machine Zoneのモバイル戦略MMORPG『Final Fantasy XV: War for Eos』が、リリース初月に200万ドル(約2億6,800万円※)の売上と、45万ダウンロードを記録したと推計されたという。Sensor Towerのデータに基づいて、mobilegamer.bizが報じている。
※執筆時点の取引レートで計算
『Final Fantasy XV: War for Eos』は、「ファイナルファンタジーXV」(FF15)のIPを活用したモバイル戦略MMORPG。2023年2月16日に世界150か国以上でグローバルリリースされた。
開発を手掛けるMachine Zoneは『ゲーム・オブ・ウォー』、 『モバイルストライク』、 『ファイナルファンタジーXV:新たなる王国』など、同ジャンルのタイトルを多数手掛けてきた米国の開発会社。
ゲーム内には「FF15」の主人公であるノクティスやヒロインのルナフレーナといったキャラクターが登場。プレイヤーは帝国を築いてカスタマイズし、PvPやPvE、GvGなどの戦闘コンテンツをプレイすることができる。
mobilegamer.bizのメールインタビューの内容によると、Machine ZoneのCEOであるThomas Wells氏は「ATT※は、あらゆる人のビジネスにおけるマーケティング面に影響を与えている」と、現在のターゲティングおよびローンチ期の難しさについて言及している。
※ATT(App Tracking Transparency):2021年4月から導入されたAppleのユーザープライバシー保護機能。ユーザーがアプリを使用する際、ポップアップによる表示で「トラッキングを許可」を選択(オプトイン)しない限り、開発者はユーザーのIDFA(広告用識別子)にアクセスできず、モバイルマーケティング業界が大きな影響を受けている。
その一方「基本的に我々の使命は変わらない」として、同社が得意とする戦略ゲームに、キャラクターを使ったダイナミックな戦闘モードのような「近代的なゲームシステム」を追加することで、『Final Fantasy XV: War for Eos』がこれまでのタイトルから飛躍的な進歩を遂げたことを強調した。