ミクシィは、Jリーグクラブ「FC東京」を運営する東京フットボールクラブが第三者割当増資にて発行する株式を引受け、子会社化することを発表した。
同社は中期経営方針として「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を掲げ、デジタルエンターテインメントおよびスポーツ領域での事業成長に注力する姿勢を取っている。
これまで、2019年にバスケットボールBリーグ所属の「千葉ジェッツふなばし」を自社グループ化し、プロスポーツチームの経営に着手。FC東京とも2018年からスポンサー・少額株主として、さらに2019年からはマーケティングパートナーとして、エンターテインメント領域のノウハウを活かしたサポートを行ってきた。
そして、2020年、2021年シーズンが新型コロナウイルスの影響で大きく減収する中で、より一層のクラブの発展・成長に貢献する意図で第三者増資の引き受けを決議。同社のDX、ファンコミュニティ、プロモーション、ファンイベント、SNS活用、CSR活動などの経営ノウハウを活かして、FC東京の発展をサポートしていく構えだ。
代表取締役社長の木村弘毅氏は、自身のTwitterアカウントでも今回の決定について発言。クラブの伝統、歴史を尊重する姿勢を見せている。
以下、ニュースリリースより引用。
株式引受の相手先の概要
(1) | 名称 | 東京フットボールクラブ株式会社 |
(2) | 所在地 | 東京都調布市下石原1-2-3 TSOビル(調布事務所) |
(3) | 代表者の役職・氏名 | 代表取締役社長 大金 直樹 |
(4) | 事業内容 | プロサッカーチーム「FC東京」の運営 サッカースクールおよびサッカーの普及活動 チームのオリジナルグッズの製作・販売 |
(5) | 資本金 | 11億87百万円 |
(6) | 設立年月日 | 1998年10月1日 |
(7)上場会社と当該会社との間の関係
資本関係 | 少額資本参加(1,000株、4.2%) |
人的関係 | 取締役(非常勤) 1名派遣 出向者 2名派遣 |
取引関係 | 当社は東京フットボールクラブ株式会社との間でスポンサー契約を締結しており、同契約に基づく取引を行って参ります。 |
関連当事者への該当状況 | (該当事項はございません) |
(8) 当該会社の最近3年間の連結経営成績及び連結財政状態
決算期 | 2019年1月期 | 2020年1月期 | 2021年1月期 |
純資産 | 2,231百万円 | 2,281百万円 | 1,955百万円 |
総資産 | 2,609百万円 | 2,735百万円 | 2,360百万円 |
1株当たり純資産 | 93,996円 | 96,089円 | 82,389円 |
営業収益 | 4,844百万円 | 5,634百万円 | 4,587百万円 |
営業利益 | 225百万円 | 82百万円 | △419百万円 |
経常利益 | 203百万円 | 75百万円 | △318百万円 |
当期純利益 | 134百万円 | 49百万円 | △325百万円 |
1株当たり当期純利益 | 5,740円 | 2,092円 | △13,700円 |
1株当たり配当金 | 0円 | 0円 | 0円 |
引受株式数、取得価格及び取得前後の所有株式の状況
(1) | 異動前の所有株式数 | 1,000 株 (議決権所有割合 4.2%) |
(2) | 引受株式数 | 23,000株 (議決権の数 23,000個) |
(3) | 取得価格 | 東京フットボールクラブ株式会社の普通株式 11.5億円 |
(4) | 異動後の所有株式数 | 24,000 株 (議決権所有割合 51.3%) |
東京フットボールクラブが実施する第三者割当増資の概要
(1) | 発行新株式数 | 普通株式23,000 株 |
(2) | 発行価格 | 1 株につき50,000 円 |
(3) | 発行価格の総額 | 11.5億円 |
(4) | 募集または割当方法 | 第三者割当の方法 |
(5) | 当社の引受株式数 | 23,000 株 |
日程
(1) | 取締役会決議 | 2021年11月22日 |
(2) | 総数引受契約締結 | 2021年11月22日 |
(3) | 第三者割当増資の払込期日 | 2022年2月1日(予定) |
※本株式引受の実行については、Jリーグ理事会および東京フットボールクラブの株主総会からの承認を得られることを条件としております。