NetEaseは1月7日、カナダのゲーム開発会社SkyBox Labsの買収を発表した。
SkyBox Labsは2011年に設立され、Xbox Game Studios、Wizards of the Coast、Electronic Artsといったパブリッシャーと共同でタイトル開発を行ってきたスタジオ。これまで『Halo Infinite』『Minecraft』『Fallout 76』などのタイトルに携わってきた。
同スタジオは共同創業者であるShyang Kong氏、Derek MacNeil氏、Steven Silvester氏のもと、今後も独立して運営され、既存および新規のパートナーとともに引き続きゲームの共同制作を行う。また、アート、エンジニアリング、デザイン、プロダクション、QAなど、ゲーム開発のあらゆる分野でスタッフを確保し、カナダで新しい従業員を雇用していく方針。
今回の買収により、SkyBox LabsはNetEaseのリソースとサービスが提供されることで、プロジェクトのより早いスケーリングが可能となり、カナダにおけるプレゼンス拡大が期待されるとのこと。
NetEase は 2022 年から、海外でのゲーム事業展開を強化している。2022年1月には、「龍が如く」シリーズで知られる名越稔洋氏の「名越スタジオ」が(関連記事)、5月にはMMORPGの開発経験が豊富なJack Emmert氏を代表とする「Jackalope Games」が設立(関連記事)
また、7月には『Halo Infinite』のヘッドデザイナーを務めたJerry Hook氏率いるスタジオ「Jar of Sparks」が(関連記事)、11月には元カプコンのプロデューサー・小林裕幸氏の「GPTRACK50」が設立された(関連記事)。
さらに11月、12月にはスウェーデンのLiquid SwordsやポーランドのRebel Wolvesに投資を行っている(関連記事)。2023年もSkyBox Labsの買収を皮切りに、海外展開を強めていくものと見られる。