ソニー・インタラクティブエンタテインメントは4月21日、米国のAAAスタジオFirewalk Studiosの買収を発表した。買収額などは開示されていない。同スタジオはすでに、AAA規模の新規IPとなるPlayStation向けマルチプレイヤーゲームの制作に着手しているとのこと。
Firewalk Studiosは、米ゲーム会社ProbablyMonstersの傘下スタジオとして2018年に設立した、マルチプレイヤーゲームを手掛けるAAAスタジオ。『Destiny』のGMを務めたTony Hsu氏がスタジオヘッドを務め、元BungieのクリエイティブディレクターRyan Ellis氏などBungie出身のベテランが中心となって組成されている。
両社は2021年4月に、マルチプレイヤーゲームの新規IPにおけるパブリッシングパートナーシップを締結(関連記事)。今回その関係を拡大し、PlayStation Studiosファミリーに迎える方向で合意したという。これにより、PlayStation Studiosとしては20番目のスタジオとなる。
ソニーは2022年5月、PlayStation Studiosから10タイトル以上のライブサービスを展開予定であると発表。Bungieを筆頭に、ライブサービスの提供経験のあるスタジオから技術を学ぶ方針としていた。
PlayStation Studiosの統括責任者であるHermen Hulst氏はPS.Blogで「Firewalk Studiosの技術的、創造的な専門知識がグループのライブサービス事業を成長させ、ゲーマーの皆様に真に特別なものをお届けできる」と語っており、同社が持つライブサービス型タイトルの開発・運営ノウハウに期待を寄せている。