米Twitterは1月10日、同社のブログにおいて、2021年のゲーム関連ツイートについて調査結果を公開した。
記事によると2021年、ゲームに関する投稿は24億を超え、前年比14%増、2017年比では10倍以上となった。中でも、2021年第4四半期が、最も盛んにツイートが投稿された時期だという。
最も話題になったタイトル
そして、2021年に最も話題に上ったゲームタイトルは以下の通り。
- 『原神』 (@GenshinImpact)
- 『エーペックスレジェンズ』 (@PlayApex)
- 『あんさんぶるスターズ!!』 (@ensemble_stars)
- 『ファイナルファンタジー』 (@FinalFantasy)
- 『Fate/Grand Order』 (@fgoproject)
- 『あつまれ どうぶつの森』 (@animalcrossing)
- 『荒野行動』 (@game_knives_out)
- 『マインクラフト』 (@minecraft)
- 『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』 (@pj_sekai)
- 『フォートナイト』 (@fortnitegame)
昨年の記事と比べると、2020年9月28日にリリースされた『原神』はその人気ぶりから順当に上り詰め、『エーペックスレジェンズ』前年8位から2位、『あんさんぶるスターズ!!』は前年5位から3位に躍進。「Final Fantasy」はおそらくシリーズ全体が含まれており、『FF14』を筆頭に尽きない話題によって上位を維持した。
ゲームが話題に挙がるタイミングとしては、『原神』、『エーペックスレジェンズ』、『Fate/Grand Order』といったタイトルのように、アップデート情報が公開されるたびにTwitterトレンドに上がるパターンが多いだろうか。ほかにも『荒野行動』『フォートナイト』といったPvP要素のあるタイトルはマッチの感想などが投稿されやすい。ほかにもガチャ結果、ファンアートなど理由はさまざま。
特に『原神』に関しては、日本においてTwitterでのフォロー&RTキャンペーンが恒例行事となり、毎回の施策で11万前後のRTを獲得。ゲーム関連の繋がりがあるTwitterユーザーにとっては、その名前を見ない時期の方が少ない状況になっているように感じる。
全体的に見ると、日本で人気絶頂となった『ウマ娘 プリティーダービー』がランクインしていない通り、 1~10位は総じてグローバル展開を行っているタイトルが並んだ。
『プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク』(プロセカ)に関しても、2021年はグローバル版と繁体字版で海外進出を果たし、元々のボカロ人気もあり大いに話題になったことがこの結果からうかがえる。なお、『ウマ娘』は2022年に韓国でのリリースを予定している。
ゲームについて最も多くツイートしている国
国別のゲーム関連ツイート投稿数では、昨年に引き続き日本が首位を獲得。続くアメリカ、韓国の上位3カ国は昨年から変わらず。
- 日本
- アメリカ
- 韓国
- タイ
- ブラジル
- フィリピン
- インドネシア
- イギリス
- フランス
- インド
ここで特筆すべきは順位を上げた国だろう。 タイ・インドネシア・フィリピンといった東南アジアの国が昨年よりもランキングを伸ばしており、ゲームにおける新興国市場の盛り上がりが加速していることがわかる。
【関連記事】
急速な成長を遂げる新興国のゲーム市場とは。圧倒的なユーザーを抱える東南アジア・南アジア・中東の現状【CEDEC2021】
そのほか、最も話題になったゲームイベントは「E3 2021」が首位に。コロナ禍以降、オンラインでの開催を続けているE3(2022年もオンライン開催のみ)だが、Twitterでは最も注目されているゲームイベントに成長しているようだ。
また、ゲーム関連クリエイターのランキングでは6人組エンタメユニット「すとぷり」のメンバーでYouTubeをメインに活動するころん(@Colon56N)さんがトップになるなど、興味深いデータが並んだ。
全てのデータは以下のリンクから確認可能。