『原神』を手掛けるmiHoYoの子会社COGNOSPHEREが新ブランド「HoYoverse」を設立

 miHoYoの子会社COGNOSPHEREは2月14日、新ブランド「HoYoverse」の設立を発表した。

 新ブランドでは「没入型の仮想世界体験を提供すること」を目指し、モントリオール、ロサンゼルス、シンガポール、東京、ソウルの各事業所で事業を展開し、コンテンツ制作、技術研究、出版業務を拡充していく構え。

 同日に公開された『原神』のPVでは、冒頭に「HoYoverse」のロゴが表示され、提供元が同ブランドに変更されていることがわかる。

 「HoYoverse」は現在、『原神』、『崩壊3rd』、『未定事件簿』、『崩壊:スターレイル』などのゲームコンテンツのほか、ライブ壁紙アプリ『N0va Desktop』、コミュニティ製品『HoYoLAB』を提供。オリジナルIPを中心に、アニメ、マンガ、音楽、小説およびグッズなど様々な製品を手掛けるブランドのようだ。

 発表に際して、HoYoverseの共同創立者兼CEOであるHugh Tsai(蔡浩宇)氏は以下の様にコメントしている。

 「私たちは、ゲーム、アニメーション、その他の複数のエンターテイメントジャンルが融合し、プレイヤーに高い自由度と没入感を提供する壮大なコンテンツ主導型仮想世界を創造することを使命として、HoYoverseを設立しました。私たちは今後も長期的な経営戦略に基づき、人工知能、クラウドコンピューティング、産業用能力開発などの分野で技術研究および技術革新を進め、仮想世界体験に対する世界中のプレイヤーの期待に応える十分なコンテンツが創出されるよう取り組んでまいります。」

 「HoYoverse」はそのまま捉えれば、miHoYoとメタバース(Metaverse)を掛け合わせた言葉のように考えられる。中国のゲームメディア「GameLook」によると昨年、蔡浩宇氏は「2030年までに世界の10億人が住みたいと思う仮想世界を作りたい」というビジョンを明らかにした。同社が目指す「没入型の仮想世界体験」について、今後の動きに注目したい。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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