インディーゲーム中心の販売サイト「 itch.io 」でウクライナ支援の大型バンドルを販売開始

 Necrosoft Gamesは3月8日、インディーゲームを中心としたPCゲームプラットフォーム「itch.io」でウクライナを支援するためのバンドル「Bundle for Ukraine」を販売開始した。

 同社が主催するこのチャリティイベントはNecrosoft GamesのBrandon Sheffield氏の呼びかけによって実現し、732のクリエイターが参加する大規模な取り組みとなった。バンドルには991のコンテンツが収録され、総額6,500ドル(約75万円)相当の作品が10ドルから購入可能。そのうち、600以上がこれまでメジャーなバンドルになったことがないもの。

 なお、1000近いコンテンツのうち約600がゲーム、300以上がテーブルトークRPG、書籍、サウンドトラックなどの商品となっている。

 バンドルには知名度に関わらず多くの作品が含まれており、中には『Baba Is You』『Celeste』などをはじめ、『Skatebird』『Kingdoms Two Crowns』『Backbone』(このバンドルのためにitch.ioに参入)など名作タイトルも多く並んでいる。

 チャリティの目標額には100万ドルが設定されており、Sheffield氏の一連のツイートによると、バンドルの販売開始から数時間で10万ドルを突破。1ユーザーあたりの平均寄付額は15.08ドルであることが報告されている。

 収益はNecrosoft Gamesを経由せず全てitch.ioに送られ、そこから慈善団体に寄付されるという。寄付する団体は現地で医療支援を行うInternational Medical Corps、および戦争被害にあった子供たちを支援するウクライナのVoices of Childrenとなり、それぞれ50%ずつ割り当てられる。

 なお、Steamや他の外部キーは購入時に提供されず、itch.ioからのダウンロードのみの対応。バンドルの販売開始に合わせ、開発者は支援の呼びかけのツイートを行っている。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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