『星のカービィ スーパーデラックス』のアレンジ楽曲がグラミー賞の最優秀インストゥルメンタル編曲賞を受賞

 4月4日、第64回グラミー賞授賞式が行われ、ジャズ・ポップスオーケストラの「The 8-Bit Big Band」が「星のカービィ」アレンジ楽曲で最優秀インストゥルメンタル編曲賞(Best Arrangement, Instrumental or A Cappella)を受賞した。

 受賞したのはスーパーファミコン用ソフト『星のカービィ スーパーデラックス』におけるゲームモードのひとつ「メタナイトの逆襲」で流れるBGMをアレンジした「Meta Knight’s Revenge – Fusion Big Band version ft. Button Masher」。

 もととなった楽曲はシリーズ第1作目からBGMを手掛けている石川淳氏による楽曲で、「メタナイトの逆襲」では「戦艦ハルバード:甲板」と「戦艦ハルバード:艦内」の2種がBGMとして収録。これらの楽曲はWii用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズX』で「メタナイトの逆襲」(楽曲名)として2曲を合わせたアレンジとして収録されたこともあり、今回の受賞曲も2曲を合わせたアレンジ曲になっている。

 アレンジ曲を手掛けたのは編曲家やチップチューンアーティストとして「Button Masher」名義で活動するJake Silverman氏と、The 8-Bit Big BandのバンドリーダーであるCharlie Rosen氏。Silverman氏のジャズ調アレンジをRosen氏がフルオーケストラ用に仕上げた形。

 The 8-Bit Big Bandはビデオゲームに特化したジャズ/ポップスオーケストラで、世界中のミュージシャンがニューヨークに集結して構成。これまで「星のカービィ」や「スーパーマリオ」シリーズをはじめ、『メタルギアソリッド3 スネークイーター』の「Snake Eater」など、ジャンル問わずさまざまな楽曲を演奏している。

 Charlie Rosen氏は受賞に際して、共同編曲者のJake Silverman氏とThe 8-Bit Big Bandを応援してきたファンに向けて感謝のコメントを述べた。

 部門は異なるものの、ゲーム楽曲に関する受賞は2011年の第53回グラミー賞授賞式で『Sid Meier’s Civilization IV』のオープニングテーマ「Baba Yetu」がボーカリストを伴うベストインストゥルメンタルアレンジ(Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocalists)で受賞した以来の快挙。

 2013年の第55回には『風ノ旅ビト』が映画・テレビサウンドトラック(Best Score Soundtrack For Visual Media)に、翌年の第56回には『Call of Duty: Black Ops 2』が映画・テレビサウンドトラックやボーカリストを伴うベストインストゥルメンタルアレンジを含む4部門にそれぞれノミネートされていたが、受賞には至らなかった。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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