NetEase Games、グローバルブランドExptional Globalを設立 Google Playの一部タイトルに反映

 NetEase Gamesが、同社のタイトルを海外向けに配信するグローバルパブリッシングブランド「Exptional Global」を立ち上げたことが明らかになった。マレーシアのゲームメディアGamebravesが報じている。

 現在、Google Playストアを確認すると、これまでNetEase Gamesが配信していた『デッドバイデイライト・モバイル』『Ace Racer – エースレーサー』『百鬼異聞録~妖怪カードバトル〜』など一部タイトルが、日本を含むグローバル地域でのパブリッシャーがExptional Globalに変更。

▲画像はGoogle Playより。パブリッシャーがExptional Globalと表記されている。

 一方で、『Identity V』『ライフアフター』といったタイトルは依然としてNetEase Gamesがパブリッシャーから変更されておらず、App Storeでの表記も変わっていない。

 なおExptional Globalについて、NetEase Gamesは特に発表を行っておらず、公式サイトなども開設されていない。しかしGamerbravesに寄せられた広報担当者のコメントによれば、今後はGoogle Playにおいて、同社のグローバルパブリッシングに関する運営プランに基づいた提供をExptional Globalが行うという。広報担当者が明かしたEXPTIONAL PTE. LTD.という社名から、会社はシンガポールに設立されているようだ。

 中国の大手ゲーム企業は昨今、グローバル展開を強めるために独自ブランドを立ち上げる傾向にある。例えば、テンセントはLevel Infiniteを、miHoYoはHoYoverseを所有し、グローバルにタイトルを配信している。

 背景として、中国国内ではゲームに厳しい規制が掛けられており、ゲーム内の表現が一部変更されることが度々ある点が挙げられる。国外に拠点を構えることでパブリッシング時に規制をある程度回避することができ、国内とは異なる仕様を実装することが可能となる。

▲miHoYoの『原神』においても、中国国内で一部キャラクターの衣装デザインが規制により変更となった(中国以外では無料スキンとして配布)。

 そのほかにも、グローバルブランドを立ち上げることによるリブランディングなどが考えられる。今後、NetEase GamesによるすべてのタイトルがExptional Globalのパブリッシングへと移行するか、iOS版(App Store)も変更されるかなどは不明だが、その動向に注目だ。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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