Epic Games、Harmonixの買収を発表。メタバースにインタラクティブな音楽体験をもたらす狙い

 Epic Gamesは2021年11月23日、音楽ゲームの開発スタジオであるHarmonix Music Systemsを買収したことを発表した。

 Harmonixは1995年に設立され、音楽ゲーム「ギターヒーロー」や「Rock Band」シリーズなどを開発してきた。同スタジオは『Rock Band 4』(日本語版未発売)を含む既存タイトルのサポートを継続しながら、『フォートナイト』の音楽関連に携わっていくという。

 取り組みについて具体的な内容は明かされていないが、『フォートナイト』はバトロワ系タイトルながらも、ゲーム内でイベントとしてライブを行い、ダンスのエモートなども多数収録しているタイトル。“音楽”との関係性は非常に強い作品だ。

 例えば、今年8月にはアリアナ・グランデが出演するスペシャルイベント「リフトツアー フィーチャリング ARIANA GRANDE」を開催。

 イベントでは、数々のグラミー賞を受賞した世界のスーパースター、アリアナ・グランデのパフォーマンスがゲーム内で披露された。単に楽曲がコラボしただけではない、力の入ったイベントとなっていた。

 Epic Gamesといえば近年、メタバース構築へ向けた動きが盛んになっている。

 その中で、すでに『フォートナイト』でグローバルなコンサートが行われているように、メタバースにおける音楽体験を重要な要素と捉えているようだ。同社は今後、Harmonixの専門知識を活用し、メタバースの構築に向けて音楽の体験、制作、配信の方法を再構築していく構え。

 Epic Gamesのゲーム開発担当副社長のAlain Tascan氏は、同社のリリース内で「Harmonixチームと一緒にプレイヤーが音楽を体験する方法を変革し、受動的なリスナーから能動的に参加者へと変えていく」と語っている。

 同社はこれまでに、サッカーとカーバトルが融合したスポーツゲーム『ロケットリーグ』を開発したPsyonixや、バトロワ系パーティゲーム『Fall Guys: Ultimate Knockout』を開発したTonic Gamesなども買収。

 これらEpic Gamesファミリーを並べてみると、ゲームのインタラクティブ性を活かしたとても賑やかな空間が頭の中に浮かび上がってくる。デジタル世界においてどのような体験をもたらしてくれるのか、動向に注目したい。

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森口 拓海(Takumi Moriguchi)
雑誌やWEBメディアを中心に記事を執筆。ゲームは雑食で多様なジャンルを好み、業務の延長でアプリ分析も得意。恩のあるゲーム業界に貢献すべく日々情報を発信。

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