
プラチナゲームズは、1月13日、佐藤賢一氏が2021年12月末日をもって代表を退任していたことを明らかにし、後任に現・代表取締役副社長の稲葉敦志氏が就任することを発表した。佐藤氏は今後、顧問という立場からプラチナゲームズを支えていくとしている。
佐藤氏は2016年4月にプラチナゲームズの社長に就任後、ゲーム開発事業に尽力。2019年12月にテンセントとの資本提携を実現させたのち、さらなる開発力強化のために東京における開発拠点として「プラチナゲームズTOKYO」を新設。自社IP(知的財産)の開発に力を入れてきた。
代表を退任した理由について佐藤氏は、「プラチナゲームズにしかできない「新しい遊び」の創造に向けて、加速して進んでいく必要があり、そのためには、このタイミングで、プラチナゲームズのスタジオヘッドとして長年ゲームクリエイティブの面で手腕を発揮してくれていた、稲葉に社長の座をバトンタッチすることが、最善の策であるという判断をした」と説明している。

代表取締役社長に就任した稲葉氏は、「『新たな遊びを生み出し続ける』というプラチナゲームズの存在意義をより強く輝かせられるように尽力し、さらなる飛躍を目指したいと思います」とコメントを寄せている。

プラチナゲームズは現在、新作シューティングゲーム『SOL CRESTA(ソルクレスタ)』、Switch用アクションゲーム『ベヨネッタ3』、スクウェア・エニックスと共同開発するオンライン専用アクションRPG『バビロンズフォール』など、多くの期待作を開発している。
プラチナゲームズが提供する“新たな遊び”は一体どのような作品に仕上がりを見せるのか、今後も注目していきたい。