NetEase Gamesは1月24日、同社が100%出資を行う「株式会社名越スタジオ」の設立を発表した。同スタジオは、高品質な家庭用ゲーム機向けタイトルの開発に注力し、グローバルに展開していく予定とのこと。
代表取締役社長には、ゲームクリエイターの名越稔洋氏が就任。同氏は1989年にセガ・エンタープライゼスに入社すると『デイトナUSA』や「モンキーボール」シリーズを経て2005年に自身が総合監督を務める作品『龍が如く』を発売。
2011年には社内チーム「龍が如くスタジオ」が発足し、2021年の『LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶』の発売後に退社するまで、同スタジオが手掛ける作品に総合監督として携わってきた。
また、名越スタジオの設立メンバーとして「龍が如く」シリーズのディレクター、プロデューサーを務めた佐藤大輔氏が取締役に就任。さらに同シリーズでの開発経験が豊富なスタッフが多数集い、9人のコアメンバーでのスタジオ設立となった。
設立に際して、名越スタジオおよびNetEase Gamesの声明は以下の通り。
エンターテインメント業界では、コンテンツの作り方やそれを支えるビジネスモデルに、大きな変化が起きています。こうした変化は、技術やインフラの進歩により、より速いスピードで起こっています。しかし、NetEase Games及び名越スタジオは、人々がエンターテインメントに求めるものは何も変わっていないと信じています。日々の暮らしに希望を与え、辛い時には癒しを与え、楽しい時には感動を与えてくれる、そんな夢をエンターテインメントに託しているのです。人生のあらゆる出来事のきっかけをエンターテインメントに求めているのです。
名越スタジオは、NetEase Gamesと同じように「クリエイターの可能性を引き出す」ことをモットーに、オープンかつ包括的な環境で、良質なタイトルの制作とエンターテインメントの本質を全世界に届けることを目指すという。
名越スタジオのコーポレートサイトでは、求人情報などを含む詳細が確認可能。