日本映画製作者連盟が、2021年の全国映画概況を発表し、年間の興行収入は1618億9300万円だったことが分かった。興行収入全体として前年比で13%増。入場者数は8.2%増の1億1481万8000人を記録している。
邦画の興行収入は1283億3900万と、前年比17.4%増。洋画は335億5400万円で、前年比1.3%減と落ち込んだ形だ。新型コロナウィルスの影響により、ハリウッド映画の多くが公開延期や中止になってしまったことなどが要因と見られる。
公開本数は邦画が490本、洋画が469本と20本程度の差となっているが、興行収入についての構成比を見てみると、邦画が79.3%と圧倒している。
2020年11月以降に公開された邦画を対象にした興行収入のランキングでは、1位から102.8億円の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、76.5億円の『名探偵コナン 緋色の弾丸』、66億円の『竜とそばかすの姫』とアニメ映画が上位を占める。
一方、洋画のランキングは、1位から36.7億円の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』、27.2億円の『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、19億円の『ゴジラvsコング』という結果となった。