バンダイナムコエンターテインメント(BNE)とGaudiyは、BNEのIPである『電音部』を活用したNFTサービスを開始すると発表した。3月28日現在、公式Twitterにて抽選で作中に登場するアイテムをモチーフとしたNFTの配布が行われている。配布の期限については、明らかにされていない。
『電音部』の世界観を拡張する新プロジェクト「World of 電音部」の第1弾として発表された今回のNFTサービス。NFT配布のキャンペーンサイトを見てみると、「GR社は新型DJシステムを開発したことをお知らせします。当DJシステムは起動した人間の「MusicCrystal」を可視化することができます。」といった説明文が。
専門用語が多く、一見すると意味の伝わらない文章となっているが、「GR社」とは、『電音部』に登場する架空の企業で、「MusicCrystal」は作中のアイテムのこと。IPの世界観を知ることで、説明が理解できるような文章になっているようだ。
Gaudiyはこれまでにも、NFTやブロックチェーンを活用したファン体験構築プラットフォーム「FPaaS」(エフパース)を大手エンターテインメント企業に対して提供してきた。今回のNFTサービスも、作中のアイテムをモチーフとして採用するなど、ファンが作品を追体験ができるような仕組みが整えられていくとのことだ。
獲得したNFTは、『電音部』のアプリ「World of 電音部」にて確認が可能。プライベートチェーンで発行されるNFTとなるが、今後はEthereumやPolygonなどのパブリックチェーン上のNFTとして書き出せる機能の追加を予定しているとのこと。ただし、キャンペーンに参加したアカウントを第三者に譲渡または売買することは禁じられている。
BNEは今後のアップデートにより、NFTに限定ライブイベントやコミュニティーでの特典といった付加価値を持たせていく予定としている。「World of 電音部」の第1弾を記念したNFTに興味があるという方は、該当ツイートを忘れずにチェックしておこう。